横浜DeNAベイスターズ・佐野恵太(C)産経新聞社

7月19日～21日に開催されるセ・リーグの見どころを紹介。

東京ヤクルトスワローズ vs 横浜DeNAベイスターズ

最下位のヤクルトと3位のDeNAが対戦。 2連勝中のヤクルトは吉村貢司郎が先発。今季は13試合で5勝5敗、防御率3.01と好投し、チームのローテーションを支えている。DeNA戦では3試合で防御率4.80だが、2勝1敗と勝ち越しており、この試合では自らの好投で白星を掴み取りたい。 一方のDeNAは佐野恵太に注目。今季序盤はなかなか勢いに乗れずにいたが、7月は14試合で打率.400（55打数22安打）、1本塁打、13打点と絶好調。通算39打点はリーグ5位の数字だ。佐野の復調とともに打線も調子を上げており、前半戦最後のカードのキーマンとなりそうだ。

中日ドラゴンズ vs 読売ジャイアンツ

5位の中日と首位の巨人が対戦。 8連戦を2勝6敗で終え、3連敗中と苦しい戦いが続く中日。注目は5試合連続で4番で出場している福永裕基だ。7月は13試合で打率.313（48打数15安打）、2本塁打、8打点と好調をキープ。逆方向へも長打を放てる右の長距離砲としてブレイクの兆しを見せている。 2連勝中の巨人は、丸佳浩が絶好調。6月は打率.352、2本塁打、10打点の活躍を見せると、7月に入っても打率.347、3本塁打、4打点と勢いは止まらず。通算でもリーグ2位の打率.315をマークしている。

阪神タイガース vs 広島東洋カープ

4位の阪神と2位の広島が対戦。 2連敗中の阪神は、小幡竜平に注目。6月半ばにスタメンの座を掴み取ると、7月に入ってからは14試合で打率.372(43打数16安打）、6打点と打撃の調子を上げてきた。期待の23歳が、遊撃レギュラー定着へ向けてアピールを続けている。 一方の広島は、来日1年目のシャイナーが一軍に復帰。今季は開幕スタメンを掴みながらも、2戦目で右手を骨折し、離脱。7月12日にようやく復帰すると、17日のDeNA戦では来日初となる本塁打をマークした。この勢いに乗り、自慢のパワーでチームに長打力をもたらしたい。