角田裕毅所属のアルファタウリ、今季からビザ・キャッシュアップRBとして再始動! CEO「F1で最高の”賞”を争うことに集中する」と躍進誓う
レッドブル系のふたつのF1チームが、デジタル決済サービス最大手のビザ(Visa)と、グローバルパートナーシップを締結。昨年までスクーデリア・アルファタウリとして活動してきたイタリア・ファエンツァに本拠地を置くチームは、ビザ・キャッシュアップRB・フォーミュラ・ワン・チーム(Visa Cash App RB Formula One Team)と名称変更することになった。 【ギャラリー】イタリア・ファエンツァよりF1愛を込めて……ミナルディ、トロロッソ、アルファタウリが送り出した全マシン ビザとレッドブル系2チームの契約は複数年契約とされており、両チームのマシンにはビザのロゴが入れられる。また、F1アカデミーに参戦する両チームのマシンにも、同社のロゴが入ることになる。 「これは画期的なパートナーシップであり、ビザのブランドにとって地球上で最も急速に成長しているスポーツコミュニティのひとつと関わることができる、素晴らしい機会だ」 ビザの最高マーケティング責任者であるフランク・クーパー3世はそう語った。 「この提携は、レースやイベントごとに、毎日改善のために小さな一歩を見出そうと努力し、個人に”やり遂げる”意欲を与えるビザのビジョンと強く共鳴する」 ビザとのタイトルパートナーシップを記念して、ビザ・キャッシュアップRBは、2024年のF1開幕戦バーレーンGPで、ビザとキャッシュアップがインスパイアされたカラーリングをマシンに採用。角田裕毅とダニエル・リカルドが着用するドライバーズキットも、特別デザインになるという。このカラーリングは、2月8日にラスベガスで開催される特別イベントで公開される予定だ。 またシーズンを通して、ビザとキャッシュアップの顧客がレースを身近に感じることができる機会を提供していくとしている。 「チームがF1の歴史の次の段階に着手するにあたり、新しいアイデンティティを明らかにし、新しいパートナーを歓迎できるのは素晴らしいことだ」 ビザ・キャッシュアップRBチームのCEOであるピーター・バイエルはそう語った。 「ファエンツァは、才能を持つドライバーに早い段階から英才教育を行なうというルーツに従いつつも、F1で最高の賞を争うことにさらに重点を置いている」 「私とローレン・メキーズ代表が率いるチームに対して大胆なビジョンがあり、ビザやキャッシュアップなど将来を見据えたパートナーが、その旅路に協力してくれるのは非常にエキサイティングなことだ」 またチーム名として加わることになったキャッシュアップのブランド責任者であるキャサリン・フェルドンも、次のように語った。 「ビザとレッドブルと共に、旅に乗り出せることに興奮している」 そうフェルドン氏は語った。 「ビザ・キャッシュアップRBチームとキャッシュアップは、人々とコミュニティを結びつけることに専念しており、スポーツほど団結力のあるモノはない」 「アメリカにおけるF1の継続的な成長に伴い、このスポンサーシップによりF1ファンとの関係を深めることができ、顧客により多くの価値を提供しながら、アメリカのF1ファンの文化をサポートし成長せさるという、キャッシュアップの取り組みを推進することができる」 「我々には新進気鋭の才能を育ててきた歴史があり、素晴らしい新進気鋭のドライバーを育成してきたことで知られるチームのスポンサーとなることを楽しみにしている」 レッドブル・テクノロジーの最高マーケティング責任者であるオリバー・ヒューズも、次のように語る。 「ビザ・キャッシュアップRBが誕生するのは、非常に重要な瞬間だ」 「新しいアイデンティティは、単なるチーム名の変更ではなく、チームを新たな競争力のレベルに引き上げることを目的としたスリリングな新たな旅への始まりであり、それはチームのタイトルパートナーとして世界で最も象徴的なブランドのひとつが存在するということで証明されている」 「しかしチームと同様、ビザも未来に向けてしっかりと焦点を当てており、中核事業における世界をリードする立場から、どこにいても誰もが利用できる金融サービスの開発における世界的な先駆者となるまでに拡大している」 「将来の金融への取り組みと合わせ、キャッシュアップは主要なパートナーとして、また世界で最もダウンロードされている金融系アプリのひとつとして、チームに加わる。ビザ・キャッシュアップRBとしてのチームの新しいアイデンティティは、チームが毎週末、グリッドの先頭を目指して突進していく未来を見据えている」
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