鹿児島ユナイテッドFCにJ1ライセンス 6年連続、スタジアム構想白紙で「昇格後5年以内に整備」の例外規定適用
Jリーグは24日、2025シーズンのJ1クラブライセンスの判定結果を発表した。スタジアム候補地が白紙に戻ったJ2の鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)は例外規定が適用され、交付を受けた。 サンロイヤルホテル移転、新スタジアム論議に波及か 周辺区画は大半が駐車場、要件満たす広さあり…県幹部も可能性否定せず、鹿児島市長の考えは?
ライセンス取得には1万5000人収容可能なスタジアムなどの基準が定められている。ただ、J1昇格から5年の猶予期間中に整備すれば認める例外規定があり、6年連続でこれが適用された。 スタジアムを巡っては、ホームタウンの鹿児島市が2月に鹿児島港本港区での整備を断念。市と鹿児島県は7月、新候補地を探している旨の報告書をJリーグに提出、判定へ配慮を求めていた。 鹿児島Uの徳重剛代表は「関係各所の支援に感謝したい。スポーツを通じた鹿児島の発展に貢献できるよう精進する」と話した。下鶴隆央市長は「引き続き鹿児島Uを支援する」、塩田康一知事はスタジアム整備に向け「市と意見交換を行い、オール鹿児島で取り組む」とコメントした。 J1ライセンスは49クラブが申請し、不交付はゼロだった。鹿児島Uを含むJ2、J3の8クラブが施設整備の例外規定が適用された。
南日本新聞 | 鹿児島