戦力アップ成功!? J1夏の補強評価ランキング5位。2人だけでも十分! 最大の補強は復帰した最強FW
毎年サッカー界を賑わす移籍市場は、世界はもちろん日本でも盛り上がりを見せる一大行事だ。多くのファンが一喜一憂するこの期間は、その年のクラブの成績を左右する大事な時期となる。今回は、先日閉幕した夏の移籍市場で的確な補強を成功させたJ1クラブをランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)
5位:横浜F・マリノス 【IN】 • ジャン・クルード[アル・ナスル(UAE)/新加入] • 西村拓真[セルヴェットFC(スイス)/復帰] 【OUT】 • 村上悠緋[徳島/期限付き] • ナム・テヒ[済州ユナイテッドFC(韓国)] • 植田啓太[相模原/期限付き] • 實藤友紀[仙台/期限付き] • 吉尾海夏[済州ユナイテッド(韓国)/期限付き] • 吉田真那斗[大分/期限付き] 多くの選手を補強することはなかったが、何よりも西村拓真の復帰は横浜F・マリノスにとってなくてはならないものになった。北海道コンサドーレ札幌の大﨑玲央、京都サンガF.C.のラファエル・エリアスと並び、西村拓真も救世主と表現しても良いのではないだろうか。 [4-2-3-1]のトップ下を主戦場とするのだが、彼は様々な場所に顔を出し、味方の前進やサポートを手助けしていく。味方と繋がりながら出口を作っていくため、味方に時間とスペースを貯金することができる。さらにその運動量を存分に生かして、ラインブレイクも行いながらフィニッシャーにもラストパサーにも、崩しの導入にも絡んでいくことができる。だからこそ、マリノスは速さを選択するための攻撃の土台を取り戻すことができた。 ハイプレスのところでも、西村拓真がプレスのスイッチャーになることで、守備の足並みが揃うようになった。2度追いを当然のようにこなすだけでなく、カバーシャドウも上手く、1人で2人消せるプレッシングは確実に後ろの選手たちを助けている。 過密日程で苦しんだシーズンだが、ここにきてマリノスは見事に復活を遂げた。
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