センバツ開会式 山梨学院、堂々行進 あす初戦、札幌第一と /山梨
<第91回選抜高校野球 センバツ高校野球> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。5年ぶり3回目の出場を果たした山梨学院の選手たちは、保護者らが見守る中、堂々と入場行進した。【金子昇太】 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 ◇「感謝忘れず」心新た 相沢利俊(かずとし)主将(3年)の父で、保護者会長の相沢貴志さん(46)は「頑張ってきた結果がここ(甲子園)に出る。自然体で(試合を)楽しんでほしい」と応援した。選手たちをサポートするため、帯同してきた12人の部員もスタンドから開会式の様子を眺めた。丹野拳士郎選手(同)は「出場が難しい春のセンバツに、自分たちが来たんだと改めて実感した」と笑顔で話した。 選手たちは22日のリハーサルでの反省を踏まえ、開会式に臨んだ。行進の掛け声担当の椙浦元貴選手(同)は「リハーサルで声が小さいとキャプテンに怒られたのですが、本番の手応えは満点です」と胸を張った。プラカードを持ち、先頭で歩いたマネジャーの梶原茉倫さん(同)は「緊張したけれど、スタンド全体を眺めることができ、楽しめました」と振り返った。 広陵(広島)の秋山功太郎主将(同)の選手宣誓を聞いた相沢主将は「ありがとうの気持ちで戦い抜く」という言葉に共感したという。「自分たちの力でここまで来られたわけではない。自分も感謝の気持ちを忘れずプレーしたい」と気持ちを新たにした。 選手たちは、呉(広島)-市和歌山の開幕戦を観戦。小吹悠人選手(2年)は「プレー一つ一つに拍手が起きる。歓声もすごい。自分も早く(歓声を)浴びたい」と力を込めた。 山梨学院は大会第3日第3試合(25日午後2時開始予定)で、札幌第一(北海道)と対戦する。<題字は3年新井蝶結さん>