「紅白」に早くも浮上する8名の出演者 ヒット不足の2024年…五輪ソングもパッとせず
かねてより報じられていた通り、橋本環奈が主演するNHK朝の連続テレビ小説「おむすび」(9月30日スタート)の主題歌を、B’zが手がけることになった。曲名は「イルミネーション」。 【写真】“3年連続”を目指す女優に、直近2年は出場を見送る「昭和アイドル」etc. 早くも「紅白出場」観測が流れている面々
「おむすび」は平成を舞台に、橋本演じるギャルが栄養士になる物語だと発表されている。現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決する「平成青春グラフィティー・ドラマ」になるという。 「そんな内容に合わせた、主題歌は朝ドラらしいポップス調の爽快な楽曲です。過去のB’z作品とは違ったタイプの曲と言えるかもしれません」(ドラマ関係者) この起用により、噂されていたB’zの紅白歌合戦への出場が、より確実になったように思える。
B’z出演は濃厚、だが懸念は…
B’zの紅白出演説は、活動35周年を迎えた昨年も囁かれていた。この時はNHK総合「クローズアップ現代」にも出演し、桑子真帆アナのインタビューに応じたり、稲葉浩志が「ニュースウォッチ9」に出演するなど、これまでにないNHKとのかかわりを見せてきた。だが、 「昨年の7月に発売したシングル『STARS』は、彼らが納得するほどの手ごたえがなく、それゆえ紅白には出なかったと聞きます。ファンがいうような、ポリシーとして紅白出場を拒否し続けてきたということではなく、全てはタイミングだと思いますけどね。とはいえ、彼らとしては満を持しての出場でなければ意味がないと思っているはずです」 と解説するのは、音楽関係者だ。 「ベテランゆえの悩みといいますか、この十数年は過去作ほどのヒット曲が出ているとは言えません。もちろんこんな時代ですから、大衆に受ける曲を作ること自体が難しいとは思うのですが。その点、朝ドラの主題歌であれば、アピールできる可能性は広がるはず。朝ドラ曲を手がけるのは、現状では満足しない、36年目を迎えた彼らなりのチャレンジなのでしょう」 NHK関係者は、局内のこんな内情を打ち明ける。 「一昨年まで『紅白』の制作統括を務めてきた人物が“B’zが朝ドラに興味を抱いている”との情報をキャッチし、今回の起用につながりました。この人物は昨春、プロジェクトセンターのシニア・リーダーに異動したのですが、今でも『紅白』のキャスティングを握っています。彼はこれまでも『ニュースウォッチ9』や『クローズアップ現代』と連動させる形で、『SONGS』へアーティストを出演させてきました。B’zもこのパターンで、今回は、そこに朝ドラの主題歌に加え『紅白』への出演を交渉しているわけです」 唯一の懸念は「基本はB’zでの出演でしょうが、彼らにしてみれば“切り札”としてとっておきたいとも考えるはず。場合によっては稲葉さんの単独出演になるかもしれませんよ」(民放局のプロデューサー)という見立てだろうか。 「今年10年ぶりのソロアルバム『只者』をリリースしたこともあって、稲葉さんは音楽番組への単独出演を精力的にこなしています。『with MUSIC』(日本テレビ)から『CDTVライブ! ライブ!』(TBS)、『2024 FNS歌謡祭 夏』(フジ)まで、各局の主要音楽番組を制覇していました。もちろんNHKの『SONGS』も……」(同) ちなみに、最近、B’zの所属事務所のスタッフが大きく入れ替わったという情報も。これまでとは違った、新しいB’zの方向性が示されるかもしれない。