「紅白」に早くも浮上する8名の出演者 ヒット不足の2024年…五輪ソングもパッとせず
明菜だけでなく聖子も
ほかCreepy Nutsの出場も濃厚となっているが、さる業界関係者はこうも言う。 「昨年に続き中森明菜の出場も目指しているようですが、実はNHKは松田聖子にも打診しているようです」 松田聖子は、2021年の「紅白」への出場を予定していたが、神田沙也加さん(享年35)の悲劇が起こり、そのショックから出場を辞退してしまった経緯がある。以降、2年連続で「紅白」に出ていない。 「視聴者にとっても、聖子さんの人気は特に高いですから、久々に『紅白』に出るとなれば大きな目玉になるでしょう。しかも、来年はデビュー45周年。たしかに明菜への交渉も進めていますが、体調的にもまだまだ不透明。それゆえ聖子を引っ張り出したいとの思惑がNHKにはあるわけです。ほかの出演者でいえば、芸歴50周年かつ『マツケンサンバII』発売から20周年を迎えた松平健も、番組を盛り上げる存在として出演は確実でしょう。あとは4月からスタートした『新プロジェクトX』で主題歌『地上の星』を歌っている中島みゆきにも打診しているようですが、こちらの可能性は薄そうですね」(音楽関係者) 好みが多様化したうえに、ネット動画に視聴者を奪われがちなこの時代に、音楽番組は厳しい状況に置かれている。来年5月11日には、日本音楽事業者協会や日本音楽制作者連盟、音楽出版社協会など5団体が共催して“アジア版グラミー賞”と言われる音楽祭を京都で立ち上げ、業界を盛り上げようという機運も高まっている。こちらもNHKが総合とBSで4時間に亘って放送する予定だ。2025年の音楽業界を盛り上げるためにも、年末の「紅白」で弾みをつけ、ぜひ勢いをつけてほしいという声が業界から聞こえてくる。
デイリー新潮編集部
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