「夏場の男性の匂い」「おじさんの詰め合わせ」「パーカーおじさん」…2024年は男性揶揄ネタ炎上元年だった!
実業家の堀江貴文氏らを巻き込んで大きな議論に発展した「パーカーおじさん論争」。そのきっかけはコラムニストの妹尾ユウカ氏(27)がYouTubeで放った「40歳近くになってパーカ着てるおじさんっておかしい」と、発言者の主観の域を出ない物言いだった。 フリーアナ川口ゆりさん「男性の体臭が苦手」で契約解除は妥当なのか? 8月8日、フリーアナウンサーの川口ゆり(29)はX(旧ツイッター)で、「夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる」と発言して大炎上。また、同月21日放送の「news23」ではモデルのトラウデン直美(25)が「おじさんの詰め合わせ」と発言し、やはり物議をかもした。これらに共通して浴びせられたのは「男性を揶揄した」という批判だ。 これまでにあまり見たことがない炎上で、まさに「2024年は男性揶揄ネタ炎上元年」だったと言えるだろう。新たな炎上のフォーマットについて、「ツイフェミ勢(=Xで過激なフェミニズム思想を発露するアカウント)に対する男性たちからの反撃が始まったから」と分析するのはITジャーナリストの井上トシユキ氏だ。 「これらに怒りを感じていた男性たちがついに声を上げるようになったのが今年だったということだと思います。Xではこれまでかなり度が過ぎていても許容されてきた男性批判ですが、それに対する我慢を男性たちがやめたため、『男性揶揄ネタ炎上元年』となったと言えるでしょう」 ただ、「男性を揶揄して炎上する」という事象がこれまで絶無だったわけではなかった。2022年にはプロゲーマーのたぬかな(32)が「170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら生きていってください」と発言して大炎上を起こしたが、これに関しては「元年たり得なかった」と井上氏は指摘する。 「たぬかなが言っていたのは日本人の成人男性の平均身長。平均であるがゆえに、発言に当てはまらない男性はたくさんいますので、『男性たちがこぞって怒る』という事態には至りませんでした。しかし、今年は『夏場の男性の匂い』という、それこそ、夏場の男性全員に当てはまりそうな言い方が飛び出したこと、また、『おじさんの詰め合わせ』『40歳近くになってパーカ着てるおじさんっておかしい』といった、全ての男性がいずれはあてはまるようになる『おじさん』というカテゴリーを用いた発言だったというのがエポックメイキングであり、『元年』にふさわしいのです」 来年以降、「男性揶揄ネタ」はどのように評価されるようになるのだろうか。 ◇ ◇ ◇ 師走の日本を騒がせた「おじさんパーカー論争」。関連記事【もっと読む】ホリエモンも引っかかった「おじさんパーカー」議論…“常習犯”妹尾ユウカ氏の炎上手口…では、その顛末について伝えている。