京都の観光地ド真ん中!新たに「一棟貸しの宿」 芸舞妓も間近で
■ 約120年前の茶寮をそのままに
八坂神社や高台寺など、有名な観光地が点在する京都・東山エリアに11月15日、一棟貸し切りのホテル「HOTEL VMG VILLA KYOTO(ホテルヴイエムジーヴイラキョウト)」(京都市東山区)がオープンする。昨今オーバーツーリズムが指摘される京都で、よりスムーズな観光ができるようなサービスも充実している。 【写真】舞子さんを手配!? 茶室でお茶をいただく 「日本の文化を紡ぐ」をビジョンに掲げる「バリューマネジメント」が手掛け、「まだ見ぬ京都の旅」というコンセプトをもと誕生した同ホテル。観光スポットに囲まれながら、閑静で歴史的情緒溢れるという東山エリア・ねねの道沿いにあり、観光拠点としては抜群の立地だ。
この建物は、かつて茶人・鵜野吾一が「茶寮」として使っていたという私邸で、フルリノベーションするのではなく、当時の建物をできるだけ残すよう「綺麗さび」をテーマに修復。レストラン機能はあえて設けない分散型ホテルとして、宿泊の利便性を追求した。 約198平米の建物は2階建で、寝室は主寝室を含む計4部屋。1階には浴室が2室設置されているほか、四畳半の茶室も完備されている。2階には、当時としては珍しい洋風の造りをした居間をそのまま活かしたリビングルームあり、昔の趣を感じながらリラックスできる空間となっている。
■ 舞妓さんが来てくれる?貴重な体験も
同ホテルの特徴は、京都に卓越した専任コンシェルジュのサポートがある点。京都の食文化を彩る仕出し料理の手配はもちろん、一棟貸し切りのプライベートな空間へ芸舞妓を手配し、間近で舞やお茶を楽しんだり、さらには一般非公開寺院の拝観や坐禅、写経体験(すべてオプション料金)など、コンシェルジュに相談しながら、予定を組めるのも魅力だ。 京都歴18年のコンシェルジュ・土井みゆきさんは「京都の街を散策して楽しんでいただけることはもちろんですが、一棟貸し切りのプライベートな空間をごゆっくりお楽しみいただければと思います。さまざまなプランのご提案も可能ですので、ぜひ連泊でのご利用がおすすめです」と話す。朝食付きプランの場合、国名勝指定されている「平安神宮会館」で京都の食材をふんだんに使った朝食を味わうことができる。
宿泊料金は、2名1泊(朝食付き)一棟貸し切り・24万9260円(税サ込み)~(2025年3月16日の宿泊まで、オープン記念価格として17万7660円(税サ込み)~)。宿泊可能人数は6名(最大8名)。なお、平日や土日祝、時期により価格は変動。アクセスは京阪電鉄・祇園四条駅から徒歩約15分。 取材・文・写真/佐々木早貴