W杯まであと2年、中村敬斗&菅原由勢ら若手台頭もポジション奪取に至らず…最終予選へさらなる競争激化期待
26年W杯まであと2年となり、スポーツ報知では、担当記者が現状のアピール度をA~Cで評価した。 新たに台頭して定着したのが、DF菅原や町田、MF中村、GK鈴木彩艶(今回はU―23日本代表に参加)らだ。彼らの存在が、カタールW杯からDF吉田麻也らが抜けたチームに、新たな競争を持ち込んだ。 菅原は昨年9月のドイツ戦などで活躍し、一時は右サイドバックの1番手にのし上がったが、アジア杯でのミスもあって序列を下げた。一方で中村はMF三笘薫(ブライトン)がけががちだった影響もありチャンスをつかみ、デビューから10戦8ゴールと結果を残した。ただ、この日先発した町田も含め、不動のレギュラーポジションをつかんだとはまだ言いがたい。 菅原、中村はまだ23歳だが、世界を見渡せば16歳でバルセロナの主力にのし上がったスペイン代表FWヤマルら10代の選手も増加傾向にある。“若手台頭”によるさらなる競争激化が、アジア最終予選、そして26年北中米W杯に向けた課題のひとつになる。(金川 誉)
報知新聞社