中国で「アメリカ人講師」刺傷事件が発生し、習近平の権威が失墜…!経済無策で「落ちた中国」と「排外主義」の不穏な関係
欧米の不信感を高めた「吉林省事件」
中国で発生したアメリカ人大学講師への襲撃事件は、中国の排外主義につながらないか心配だ。 【写真】これはヤバすぎる…!中国で「100年に一度の大洪水」のようす 6月10日、中国北東部の吉林省の公園で米アイオワ州コネール・カレッジの講師4人が刺される事件があった。4人の命に別状はなかったが、ロイター通信、BBC、CNN、NHKなど西側主要メディアはこの事件をいち早く報道し、話題となっている。一方で、中国の国営メディアは、事件をほとんど報じていない。 BBCは次のように報じている。 ---------- 〈警察によると、男性がアメリカ人講師らの1人に体をぶつけて刺し、続けて他の3人も刺したという。さらに、助けに入った中国人観光客も負傷させたという。警察は「崔」という姓の男(55)を逮捕した。他の事案とは関連のない単独の事件とみている。中国で外国人が襲撃されるのはまれ〉 ---------- ---------- 〈インターネットには、少なくとも3人が地面で血を流している画像などが出回った。だが、中国ではすぐに検閲され、見られなくなったとみられる。中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」では「外国人 吉林」といったキーワードがトレンド入りしたが、11日に同じキーワードで検索しても、まったくヒットしなかった〉 ----------
惨劇を誘発する「経済疲弊」
アメリカの国家安全保障担当のジェイク・サリヴァン大統領補佐官は、「米政府が「深い懸念」を抱いている」(BBC)とSNSに投稿。アイオワ州のキム・レイノルズ知事も、米国務省と連絡を取っているとSNSで説明し、米国務省は事件報道を認識しており、「状況を注視している」(ロイター)という。 一方、国内の報道を抑え込んだ中国政府は、外務省の林剣副報道局長がコメントを出し、「中国は『世界で最も安全な国の一つ』だとし、『今回のことが他国との関係を損なうことはないと信じている』」(BBC)と述べた。 犯人の崔という男の素性はまだよく分かっていないが、国内経済の困窮の中で生じた悲劇だったのではないか。 実際、中国経済は青息吐息である。
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