“次世代の本田”が活躍! Uー22アジア選手権で輝いた3選手
■立ち上げから生き残れるのは半分以下 チームの立ち上げから、オリンピックの本番まで2年半。過去を振り返っても、立ち上げにいた選手たちが必ずしも本大会に選ばれているわけではない。12年のロンドン五輪では、立ち上げとなった10年の広州アジア大会に出場した20人のうち、2年後の本番にエントリーされたのは、鈴木大輔(柏レイソル)、山村和也(鹿島)、東慶悟(東京)、山口蛍(セレッソ大阪)、永井謙佑(名古屋グランパス)の5人しかしなかった。 08年の北京五輪のときには、06年のドーハ・アジア大会に出場した20人のうち、2年後にも選ばれたのは、西川周作(浦和レッズ)、細貝萌(ヘルタ・ベルリン)、水本裕貴(広島)、本田圭佑(ACミラン)、本田拓也(清水)、谷口博之(サガン鳥栖)の6人だけだった。厳しいサバイバルレースに勝ち残り、リオデジャネイロ五輪のピッチに立つのは誰か――。チーム作りの進み具合とともに、選手たちの成長も見逃せない。 (文責・飯尾篤史/サッカーライター)