“次世代の本田”が活躍! Uー22アジア選手権で輝いた3選手
U-22アジア選手権に出場したU-21日本代表は、準々決勝でイラクに敗れ、大会を後にした。このチームは2年後のリオデジャネイロ五輪に向けて結成され、今大会が立ち上げとなった。指揮を執るのは、昨年までベガルタ仙台を率いていた手倉森誠監督で、今後、9月の仁川アジア大会をはじめ、国際大会や親善試合、強化合宿を重ねながら、五輪の出場権と本大会でのメダル獲得を目指して戦っていく。ここでは今大会で気になった今後もチームを牽引していくことが期待される3選手をピックアップしたい。 ■ベストプレーヤーは中島翔哉 今大会におけるベストプレーヤーが、背番号10を託された中島翔哉(東京ヴェルディ)だったということに異論はないだろう。2-3とリードされていたグループリーグ初戦のイラン戦で、同点に追いつく起死回生のミドルシュートを叩き込んだのが、中島だった。メンバーを入れ替えたクウェート戦にも途中出場。続くオーストラリアでは先制ゴールと4点目のPKを決めて、決勝トーナメント進出の立役者となった。 ■高校時代にJリーグデビューを果たす 身長は164センチとチームで最も小柄だが、かねてから世代屈指のテクニシャンとの呼び声高く、東京Vユースに所属していた高校2年の11年にU-17ワールドカップに出場。高校3年の12年にはトップチームに2種登録され、Jリーグデビューも果たしている。その試合でゴールを決めただけでなく、出場5試合目にして18歳59日でハットトリックを達成し、Jリーグ最年少記録を樹立。その年のうちに東京Vとプロ契約を結んだ。今大会に懸ける思いも、人一倍強かったようだ。 「この大会はいろんな人が見ている。そこは絶対に意識するところだと思うし、将来はヨーロッパでプレーしたいので、今のうちにいろんな人に知ってもらい、成長していく姿を見てもらいたい。毎試合に向けての準備は誰よりもやっているという自負があります」