田中碧の移籍交渉は停滞気味?ドイツ紙「まだ具体的なプランもない。どれほど現実的なのかは不明だ」
フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する田中碧の移籍交渉は停滞しているようだ。『ビルト』が伝えた。 デュッセルドルフは先月、ブンデスリーガの入れ替え戦に臨んだが、ボーフムを相手に大逆転負けを喫して昇格の夢が潰えることになった。田中もファーストレグでは「ボールに対する落ち着きと気品は非常に重要だった」と活躍を見せたが、セカンドレグではあまりボールに絡むことができないまま途中交代に。悔しい結果に終わってしまった。 『ビルト』はこの悔しい敗戦について「あらゆる点でデュッセルドルフから非常に悪い別れを告げられたという予感がした。フォルトゥナでの最後の試合となった可能性が高い」とし、「昇格が決まれば、2025年までの契約延長を目指すはずだった。それが不可能になった今、日本のスターはこの夏に移籍しなければならなくなった」と今夏の移籍は避けられないと伝えた。 ただ、「フォルトゥナもフリーで移籍することを望んでいない」と主張。続けて、「デュッセルドルフは350万ユーロ(約6億円)程度の移籍金を望んでいる。しかし、過去に田中に関する交渉は一度も行われておらず、まだ具体的なプランもない。どれほど現実的なのかはまったく不明だ」と現状を報告した。 また、移籍交渉が停滞している原因については「フォルトゥナは田中の代理人の仕事に非常に苛立っている」と指摘。「現在も代理人が移籍先について言及したり、他のクラブが田中に支払う可能性のある金額を示したりする気配はない」とし、「田中の売却計画はあるものの、大きな疑問符もついている」と話を締めている。