赤塚で「板橋農業まつり」 児童が知らずに地産地消に貢献も
第47回「板橋農業まつり」が11月9日・10日の2日間、板橋区赤塚体育館通り(板橋区赤塚5)周辺で開催された。板橋農業まつりは板橋区民まつり、いたばし花火大会、板橋Cityマラソンと並ぶ「板橋4大イベント」の一つで、区内最大の農業イベントである。(板橋経済新聞) 【写真】赤塚小学校5年生作成のポスター 農業まつりは、第1会場「赤塚体育館通り」、第2会場「赤塚体育館」、第3会場「赤塚小学校」、第4会場「農業体験農園」の4つのエリアに分かれて開催する。 第1会場では赤塚体育館通りを通行止めにして、赤塚小学校鼓笛隊オープニングパレード、開会式、演舞披露で会場を盛り上げた。 第2会場は展示・体験型の出店が多く、野菜宝船「板橋丸」展示、警察・交通安全PR、消防PR、ヤマト運輸のトラック乗車体験、ポン菓子づくり実演、エコポリスセンターによる環境に優しいアクションができているか確認できるエコアクションデジタル診断のほか、「かたつむりのおやくそくコーナー」ではごみの分別クイズ、たこ作り体験が行われた。 第3会場には物産展が集中。野菜の販売、「江戸流手打ちそば二・八の会」による手打ちそばの販売、板橋のいっぴん販売、赤塚小学校5・6年生による展示。5年生は赤塚の農業を広めるためのポスターを展示、6年生は、赤塚の伝統、歴史をまとめた動画を上映した。 同校5年の担任は「5年生では正しい情報の取捨選択や見やすさを意識したレイアウト作成、6年生では見ている人の目に止まるような動画にするためにはどうしたらいいのか、といずれも見てくれる人を意識して学習に取り組んでいた」と児童たちの取り組みについて語った。 第4会場では事前申込制の体験会「だいこん!にんじん!収穫体験」、区民農園収穫祭(品評会、式典)、けんちん汁無料試食会が行われた。 板橋区農業委員の宮本拓さんは「二・八の会で販売されているおろしそばに、板橋のブランド野菜の『志村みの早生大根』が使われている。飲食店だけでなく板橋区内の学校でもメード・イン・板橋野菜が使われていて地産地消が循環している。子どもたちは意識していないかもしれないが、素晴らしいことであるので、ぜひ知ってほしい」と話す。
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