東京都のスタートアップ関連イベントに出席した小泉進次郎元環境相と小池百合子知事（右）（撮影・中山知子）

　自民党総裁選（12日告示、27日投開票）に出馬表明した小泉進次郎元環境相（43）は10日夜、東京・丸の内で行われた東京都のスタートアップ支援関連イベントに出席し、小池百合子知事（72）と同席した。 　2人が参加したのは、障がい者就労を後押しする活動に関するミートアップのイベント。進次郎氏は「小池都知事のおはからいでこのような機会を…。今（総裁選出馬表明という）微妙なタイミングでお招きをいただき、小池知事らしいなあと、ありがたく受けさせていただいた」と、小池氏側からの招きだったとした上で、6日の出馬会見で言及した「3つの改革」のうちの1つ、人生の選択肢を増やす改革に言及。「選択的夫婦別姓導入なども国会へ法案に提出したいし、新たな選択肢を日本につくるという思いも、まさに（今回のような）障がい者雇用につながる。障がい者雇用を後押しするスタートアップの方が出てきたが、出馬会見ではスタートアップ企業の税制改革も訴えました。企業側に投資が集まり、新しい動きが東京や日本から出てくることで、1人1人が活躍できる社会をつくりたい」と述べた。 　また「東京の成長を日本の成長につなげていけるように頑張りたい」とした上で「今後、仮に私が総理になった時には、小池都知事とより緊密に連携し、日本や東京をよりよくしながらだれもが活躍できる社会につなげていきたい」と意欲を見せた。先月のプロ野球始球式登板時に左膝の関節を剥離骨折し、器具を使いながら歩行する小池氏を「どうぞ、お大事になさってください」といたわる場面もあった。 　小池氏も、自民党国会議員時代の2008年総裁選に出馬した経験がある（この時は麻生太郎氏が勝利）。進次郎氏はイベント後、小池氏に何かアドバイスをもらったかと報道陣に問われ「それはないです」と述べた。「頑張って」と、声をかけられたという。