ストリートファイター戦線異常あり? EICMAでデビューしたMT-07、Z900、CB750ホーネット、CB1000ホーネットを並べてチェック
熟成度を上げたZ900
カワサキはZ1000、Z900、Z650、Z500、Z400、Z250、Z125と、「SUGOMI=凄み」をテーマとしたストリートファイターZシリーズのラインナップが充実している。EICMA2024で発表されたのはZ900の新型で、フレームとエンジンは従来型をベースとしつつも、新しいデザインや6軸IMU(慣性測定装置)、クルーズコントロール、クイックシフターなど最新の電子装備を備えている。 デザイン的には4眼タイプだったライトが3眼タイプとなり、従来型ではタンクから繋がるデザインだったシュラウドが独立し素材もアルミ製に変更、そしてタンクとシュラウドの間にフレームが露出している。タンクやシート周りのデザインも全てリニューアルされ、外装類はより絞り込まれた印象を受ける。 エンジンは先述した通り従来型がベースの948ccのDOHC4バルブ4気筒だが、カムプロファイルやECUを変更することでユーロ5+排出ガスに対応。その結果最高出力は125 PS/9500 rpmから123PS/9500 rpmに、最大トルクは10.1kg-m/7700rpmから9.9kg-m/7700rpmにダウンしている。この若干のパワーダウンよりも注目すべきは燃費の向上であり、従来型の100km走行時の燃料消費量は5.7Lだったのに対して、新型は4.8Lと約16%も改善されているのだ。また、車両重量は従来型の213kgから212kgへと軽量化されている。 メーターは4.3インチのカラーTFTディスプレイが採用され、フロントブレーキがラジアルマウント化されるなど装備は充実。スタンダードのZ900に関しては、カワサキからは日本への導入準備中のアナウンスがされている。さらにブレンボ製キャリパーやオーリンズ製リアショックなどの特別装備を与えられたSEグレードも用意されており、こちらの国内導入にも期待したいところだ。
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