石破政権は来年の夏までもたない…そして「意外な男」がまさかの再登板へ!
高市やコバホークの仲間を狙い撃ち
-政権発足から「言行不一致」が続いていた石破さんですが、10月6日に突如として「裏金議員」非公認へ舵を切り、世間を驚かせました。 岩田:ついに石破さんによる旧安倍派パージが始まった。「選挙における非公認」より重い処分(党員資格停止6ヵ月)を受けた高木毅さんと、政倫審に出ていない萩生田光一さんと三ッ林裕巳さん、平沢勝栄さんらが非公認となった。一方、政倫審に出席した武田良太さんと松野博一さんは無罪放免。 これはあきらかに計算ずくで、総裁選で石破さんを支援した武田さんと、岸田さんに近い松野さんを助けるためです。 久江:もともとは原則公認とする予定でしたが、世論の反発が大きく、周囲の助言もあって方針を転換しました。 非公認以上に大きいのが、不記載があった議員は比例代表への重複立候補を認めないとしたこと。40人以上も該当者がおり、比例名簿がスカスカになります。これが果たして吉と出るか凶と出るか。世間ではよくやったという声がある一方、そんなことは当然という意見もあり、自民党にとって追い風となるか未知数です。 岩田:比例重複を認められないのは、ほとんどが旧安倍派の若手、中堅議員で、今回の総裁選で高市さんや小林さんを支持していた人たちです。旧安倍派の反発は大きい。 -もし総選挙で自民党が大きく議席を減らせば、「石破おろし」にも発展しかねないのでは? 岩田:それこそ高市さんや、非主流派に転落した茂木敏充さんなどが「詰め腹を切らせよう」と迫るかもしれませんね。 久江:そのときに、茂木さんにどこまで力があるか。参議院平成研だった石井準一さんや関口昌一さん、青木一彦さんも離れたし、20人余りしか仲間がいないとみています。 岩田:幹事長というポストも失ってしまったので苦しいですね。 久江:しかも茂木さんと高市さんは不仲と言われているので、タッグを組んで動く可能性は低いのではないでしょうか。 岩田:そういう意味では、今回の総裁選を見ても一番まとまっているのは旧岸田派なんですよね。