[Alexandros]主催『THIS FES ’24』2日目オフィシャルレポート 川上洋平「もっともっと続いていくフェスにしたい」
MAN WITH A MISSION
ジャン・ケン・ジョニーが「MAN WITH A MISSIONデス! ヨロシク! 踊レルカ相模!」と言って「Hey Now」へ。サビでは2万人が一斉にジャンプをしながら「Hey Now」というシンガロングが巻き起こった。 ジャン・ケンが「ソノ場デ座レマスカ? 皆サン」と言って2万人を座らせ、「3、2、1、飛ベ!」と叫ぶと2万人が一斉にジャンプ。[Alexandros]とは対バン経験はほぼないけれど、キャリア初期からフェスなどで会う機会が多かったと話すジャン・ケン。「コンナ大切ナフェスニ僕ラ参加サセテモラッテ心ヨリ嬉シク思ッテマス」と感謝を伝えた。 「アナタタチガ第1回ノオ客サン。フェスノ評判ヲ作ルノモアナタタチデス。相模ッテ言ウト相模原ノ人は喜ブト聞キマシタガ本当デスカ?」と問いかけると嬉しそうな歓声が上がった。AC/DCの「Thunderstruck」のカバーを演奏し、ダイナミックでアップリフティングな音像で2万人を躍らせた。 DJサンタモニカによるスクラッチが聞こえ、ラストは「FLY AGAIN」。もちろんサビは「Fly again, yeah ye-o」のシンガロングが巻き起こり、オーディエンスが腕を上げ下げする景色が広がった。ジャン・ケンが「コノ後ハオ待チカネ、[Alexandros]デス!」と言って、スペア・リブによる恒例の「1、2、3、ガゥ!」コールが響き渡り、2日目のトリの[Alexandros]にバトンを渡した。
[Alexandros]
2日目のトリ、つまり2日間にわたった『THIS FES’ 24』の大トリを飾ったのは、主催者[Alexandros]。小雨が降る中、ライブがはじまる直前に爆音で流れたOASISの「Don’t Look Back in Anger」のライブ音源で、空間は一気に緊張と高揚に包まれる。ステージに掲げた自らのバンドロゴと、「THIS FES」のロゴ、そして2日間にわたりすべての出演者の名前を包み込んだ[ ]のネオンライトを背負い、ステージに登場した[Alexandros]の4人。 1曲目は「Adventure」。青い照明がさらさらと雨に濡れる空間を鮮やかに彩り、バンドの確かなグルーヴと観客たちの合唱が重なって、絶景が生まれる。演奏の終わり際、川上がマイクスタンドを掴んで掲げた──美しい光景だ。立て続けに「Waitress, Waitress!」へ。「遂に雨が降ってきてしまいました! お待ちかねの雨です!」と川上が語り掛けると、大歓声で応えるオーディエンス。 「いい声出すなあ。イヤモニ外していいか? その声もっと聞かせてくれ!」そう言って「Starrrrrrr」、さらに「Kick&Spin」へ。「相模原に最高のアーティストを連れてきたぜ!」──『1 CHANCE FESTIVAL』でのWANIMAにリスペクトとオマージュを込めた言葉で、川上は2日間に集まった出演者たちへの誇りと感謝を告げる。続く「VANILLA SKY」ではWurtSがサプライズ登場し、川上と幸福なデュエットを披露した。そして強烈な照明演出と共に放たれた「Girl A」と「Boy Fearless』の2曲で、自然豊かな相模原は没入感溢れる異次元空間に染め上げられる。 「2日目だけど全然慣れません。相模原でこんな景色が見られるなんて!」その口ぶりから、この2日間の光景が相模原に生まれたことが本当に魔法のようなことなのだと実感する。「Backseat」「Run Away」とメロディアスな楽曲たちを披露すると、川上は「もっともっと続いていくフェスにしたいと思います」と未来に向けた意志を告げた。 ラストは「閃光」、そして「ワタリドリ」が、この2日間に刻まれた数多の想いと景色を空に解き放つように壮大に奏でられる。「ワタリドリ」の演奏終わりには、夜空に色鮮やかな花火が。肩を組み挨拶をした4人がステージを去った後、昨日発表された来春のニューアルバムに続き、モニターには新アーティストビジュアル、さらに「次はワンマンツアーで会いましょう」の言葉。5月2日(金) 宮城・SENDAI GIGSを皮切りに全国18カ所24公演を行う『[Alexandros] Tour 2025(仮)』の開催が決定した。 THIS FESの2日間の記憶を抱きしめながら、[Alexandros]は次の旅に出る。 文: WurtS、Kroi、WANIMA、MAN WITH A MISSION=小松香里 04 Limited Sazabys、sumika、[Alexandros] =天野史彬 撮影: WurtS=村井香 Kroi、[Alexandros]=河本悠貴 04 Limited Sazabys=Emily Inoue sumika=後藤壮太郎 WANIMA=Jon... MAN WITH A MISSION=酒井ダイスケ <公演情報> 『THIS FES ’24 in Sagamihara』 2024年10月27日(日) 【セットリスト】 ■WurtS M1. エヴォリューション M2. Talking Box (Dirty Pop Remix) M3. リトルダンサー M4. BOY MEETS GIRL M5. SWAM M6. NERVEs M7. NOISE M8. ふたり計画 M9. 僕の個人主義 M10. 分かってないよ ■Kroi M1. Hyper M2. Juden M3. Monster Play M4. Sesame M5. Network M6. Balmy Life M7. Fire Brain ■04 Limited Sazabys M1. swim M2. Every M3. My HERO M4. Kitchen M5. Galapagos Il M6. monolith M7. Finder M8. Jumper M9. escape M10. Honey M11. Harvest M12. Squall ■sumika M1. Lovers M2. フィクション M3. ふっかつのじゅもん M4. VINCENT M5. ソーダ M6. ファンファーレ M7. Traveling M8. Starting Over M9. 運命 ■WANIMA M1. ここから M2. LIFE M3. Hey Lady M4. 1988 M5. 雨あがり M6. JOY M7. Cheddar Flavor M8. 眩光 M9. いいから M10. BIG UP M11. 夏暁 M12. ワタリドリ M13. ともに ■MAN WITH A MISSION M1. database M2. Hey Now M3. Thunderstruck M4. Get Off of My Way M5. 絆ノ奇跡 M6. I'll be there M7. FLY AGAIN ■[Alexandros] M1. Adventure M2. Waitress, Waitress! M3. Starrrrrrr M4. Kick&Spin M5. VANILLA SKY (w/WurtS) M6. Girl A M7. Boy Fearless M8. Backseat M9. Run Away M10. 閃光 M11. ワタリドリ <ツアー情報> 『[Alexandros] Tour 2025(仮)』 ■2025年 5月2日(金) 宮城・SENDAI GIGS 5月3日(土・祝) 宮城・SENDAI GIGS 5月16日(金) 愛知・Zepp Nagoya 5月17日(土) 愛知・Zepp Nagoya 5月23日(金) 福岡・Zepp Fukuoka 5月24日(土) 福岡・Zepp Fukuoka 5月30日(金) 北海道・Zepp Sapporo 5月31日(土) 北海道・Zepp Sapporo 6月6日(金) 東京・Zepp Haneda (TOKYO) 6月7日(土) 東京・Zepp Haneda (TOKYO) 6月13日(金) 大阪・Zepp Osaka Bayside 6月14日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside 6月21日(土) 石川・金沢歌劇座 6月22日(日) 新潟・新潟県民会館 6月28日(土) 岡山・岡山芸術創造劇場ハレノワ 6月29日(日) 愛媛・松山市民会館 7月5日(土) 福島・けんしん郡山文化センター 7月6日(日) 山形・シェルターなんようホール 7月12日(土) 三重・四日市市文化会館 7月13日(日) 奈良・なら100年会館 7月15日(火) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール 7月18日(金) 広島・上野学園ホール 7月20日(日) 熊本・熊本城ホール 7月26日(土) 沖縄 那覇文化芸術劇場 なはーと ※詳細は後日発表
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