若者とオッサンのハートを鷲掴み! “ネオクラ旋風”が 日本のバイクを盛り上げる!【東京MCS2024】
毎年3月に開催される「東京モーターサイクルショー 」。今年も国内外メーカーが勢揃いし、新型モデルやコンセプトモデルなど多くの車両が発表・展示された。今回はイベントで注目を集めた車両から、2024年のトレンドや各メーカーのモデル展開の傾向を読んでいく。 【写真】TMCS2024会場内と、大注目のモデルたちがこちら!
日本ではいま、ネオクラシックがムーブメント!
関東近圏を中心に多くのライダーたちが毎年楽しみにしているオートバイの一大イベントが「東京モーターサイクルショー 」。近年はコロナ禍での“密”を避けることができる有効な移動手段としてオートバイが再注目され、免許取得者やオートバイ所有者も増加。街中でも多くのライダーを見かけるようになった。 現在、その勢いは落ち着いたものの、今回のイベントには3日間で11万3905人もの人々が会場を訪れた。コロナ禍収束後、このイベントで少々様子が変わったと感じるのが会場を訪れる客層で、これまではオートバイ世代と呼ばれる中高年がほとんどだったが、ここ数年は会場内のあちこちで若者や女性の姿を多く見かけるようになった。 そんな新たなライダー層たちを魅了しているのが、「ネオクラシックモデル(ネオクラ)」と呼ばれるクラシカルな見た目に最新のパーツを使用した車両だ。スピード感溢れるカウルを纏ったボディに扱いやすくも力強い走りを発揮する先進エンジンを搭載したライトスポーツモデルは、多くのモデルが排気量250~400ccで展開され、普通二輪免許で乗れることが人気となっている。
国産モデルはネオクラシカル&ライトスポーツが人気!
バイク業界でも久々の大ヒットとなったのがホンダの「レブル250」で、それに続けと登場させた「GB350」もまた大人気モデルとなった。今回、そんなホンダが今回のショーで新たに発表したのが「GB350C」。GB350をベースとして前後フェンダーやタンクやサイドカバーが変更され、さらにカバードフロントフォークや美しいロングマフラー、そしてセパレートタイプのシートなど、クラシカルな雰囲気たっぷりのレトロ好きにはたまらないモデルとなっている。 また、ライトスポーツモデルで高い人気を誇っているのがカワサキのニンジャ250&ZX–25Rといった車両で、特に若者たちからの支持が熱い。そのカワサキブースで一際注目されていたのが、こちらもGB350Cと同じく、クラシカルな佇まいが魅力の「メグロS1」と「W230」の兄弟車で、昭和に活躍した名車の名前だけでなく、美しさや雰囲気も継承したものとなっている。 また、ライトスポーツモデルで高い人気を誇っているのがカワサキのニンジャ250&ZX–25Rといった車両で、特に若者たちからの支持が熱い。そのカワサキブースで一際注目されていたのが、こちらもGB350Cと同じく、クラシカルな佇まいが魅力の「メグロS1」と「W230」の兄弟車で、昭和に活躍した名車の名前だけでなく、美しさや雰囲気も継承したものとなっている。