【パリ五輪日本代表メンバー予想 vol.1】激戦区で輝く3&D、注目のPG3人目は…日本の未来を担う有望株も
■ インサイドにも未来を担う有望株を
今大会の代表選考における最大の目玉は、八村塁だ。パワーフォワードに八村を起用することができれば、まずはインサイドのレベルアップが大いに期待できる。世界相手に個で打開できる力も大きな武器となり、渡邊雄太がウイングポジションを主戦場にできるというメリットもある。 八村がメンバー入りすることを前提に考えると、バックアップには山ノ内勇登と張本天傑を推したい。両選手は3ポイントを含めた「ユーティリティ性」を重視して五輪メンバー選出を予想した。207センチの山ノ内は、ジョシュ・ホーキンソンとともに体を張ったリバウンドでの貢献が必須。パリオリンピックの先を見据え際に、河村と富永だけでなく、インサイド陣からも次代を担う選手を選んでほしいという思いもある。 今シーズン途中に右膝の大ケガから復帰した張本は、スモールフォワードでもプレーできることが強み。フィジカルを活かしたディフェンスや力強いシュートもあり、途中出場から流れを変える役目を担ってほしい。代表経験豊富な32歳には、コート外でもチームを支える働きに期待したい。 文=小沼克年
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