C大阪 引退発表のDF山下達也 「体がついてこなくなった」 DF西尾は「もうちょっと一緒にやりたかった」と感謝
今季限りの引退を発表したJ1C大阪のDF山下達也(36)が24日、大阪市此花区のクラブ施設で取材対応し「体がついてこなくなった。チームスポーツなので1人がケガをすると足を引っ張り、勝敗に関わるので」と引退理由を説明した。 7月10日の天皇杯3回戦・甲府戦で途中出場した際に足に違和感を覚え、十分にパフォーマンスできず試合も敗れた時に引退がよぎったという。「僕はトレーニングをして成長してきたので、(故障で)それができなくなると何も残らない」と納得のいくプレーにこだわった。J1通算149試合出場で7得点。今季は主将を務めているが、リーグ戦出場は3試合にとどまっていた。 御影工高時代、当時スカウトだった小菊昭雄監督に声をかけられC大阪入り。「小菊監督がいなければ柏(移籍先)から戻ってプレーもできていなかったと思う」と感謝の言葉を並べた。小菊監督も「よく頑張った。スカウトで入団させたが、ここまで長くプレーできたのは彼の努力のたまもの。後輩にかっこいい背中を見せてくれた。今後は未定だが、クラブの将来を引っ張っていける人物」とねぎらった。 DF西尾隆矢は「大きな存在。もうちょっと一緒にやりたかった。一切手を抜かず100%でやる姿からたくさんのことを学んだ。僕も受け継いでチームを引っ張って行きたい」と話した。