元乃木坂46・中元日芽香さん「私が心理カウンセラーというセカンドキャリアを選んだ理由」
乃木坂46を卒業後、心理カウンセラーとして活躍する中元日芽香さん。1期生として活躍するなかで心身の不調に悩んでいたという彼女が、心理カウンセラーというセカンドキャリアを選んだ理由とは? 【写真】元乃木坂46・中元日芽香さんインタビューショット
自覚していなかった悩みに気づけたカウンセリング。「素敵な仕事だな」と思うように
――乃木坂46の1期生として活動し、卒業後に心理カウンセラーとしてのセカンドキャリアを歩み始めた中元さん。今のお仕事を始められたのは、いつ頃からでしょうか? 2017年に乃木坂46を卒業し、2018年の春に早稲田大学に入学、2018年秋からカウンセラーとして活動を開始しました。大学は今年の3月に卒業したんですが、大学在学中も心理学を勉強しながらカウンセラーとして活動していました。今年で、ちょうど5年ですね! 「モニカと私」というカウンセリングサロンを開き、オンラインで有料のカウンセリングをしています。 ――心理カウンセラーを目指したきっかけは、どんなことだったのでしょうか? 私自身が心理カウンセラーさんにお世話になって、救われたことがいちばんのきっかけですね。 乃木坂46在籍当時、さまざまなストレスが重なり、睡眠障害や適応障害の問題を抱えていました。この時期のことは、現在発売中の書籍『ありがとう、わたし』でもたくさん書いています。初めは「体調が悪いだけかな、疲れているだけなのかな…」と思っていたのですが、お仕事を休業したときにマネージャーさんの勧めでカウンセリングを受けてみたら、今まで自分では気づけていないことがたくさんあったと知って…。 不調の裏側に実は自覚できていない悩みがあり、それを解決できていないことがストレスとして積み重なっていることや、まわりと比べすぎてコンプレックスが強くなってしまっているなど、心に大きな負担がかかっていることを、カウンセラーさんとお話しすることで知ることができました。それが、体の症状としても出てきてしまっていると、教えてもらいました。 もともと、乃木坂46を卒業後は芸能活動をしていこうとは思っていませんでした。とはいえ何をしようかというのも決まっていませんでした。そんななかで、心理カウンセラーさんに出会ったことで「ああ、すごく素敵なお仕事だな」「もっとカウンセリングの文化が広まったらいいな」と思うようになったことが、現在のキャリアにつながっています。 初めは元乃木坂46のメンバーという肩書きがどう見られるのか不安に思うこともありました。しかし今では、「カウンセリングの文化やメンタルヘルスの大切さを広めるために役立つかもしれない」と思っています。実際、クライアントさんのなかには、「ウェブニュースを見て来ました」と言ってくださる方もたくさんいらっしゃいますし、カウンセリングに抵抗がある人の抵抗感を減らすことができているかもしれません。