【からつボート(モーニング)一般】栗城匠 地に足をつけて努力し続ける
<5日・からつボート・5日目> <狙い目> 約2年4カ月ぶりのVはお預けとなった。栗城匠が準優で4着に敗れ、優出切符を逃した。 2022年にはSG初出場を果たすなど、ブレイクの兆しを見せた。しかし、ファンからの期待が大きい分、近況の成績は鳴りをひそめているとも言える。それでも「ひとつひとつ頑張るだけです。一番はけがをせず、事故のないようにレースに臨むことです」。たんたんと語る姿に、焦る気持ちはみじんもない。 確かな技量と才能豊かに走るレース巧者ぶりは、誰もが認める存在。「努力を怠らず、SGの舞台でもまた活躍できるように頑張ります」。過去は振り返らず前だけを見つめる。 さらには「大きなけがをしなければ、あと何十年も選手生活は続きますからね」。現状に一喜一憂せず、この世界で長く生きていくこともきっちり見据える。 ストイックに整備して仕上げた相棒を味方に、最終日も華麗なテクニックを披露する。 ▼11R 栗城が的確に差す。2―13―134。(古川達也)