埼玉県

　民間調査会社が今月公表した47都道府県の「魅力度ランキング」で、埼玉は昨年より順位を一つ下げ、46位だった。昨年最下位だった茨城（45位）が順位を上げたことで関東では最下位になった。 　調査は「ブランド総合研究所」（東京）が実施し、今年で16回目。全国の約3万5千人からインターネットで回答を集めた。「その地域にどの程度、魅力を感じるか」など90項目を尋ね、回答を点数化して順位を付けたという。 　1位は16年連続で北海道。2～4位も例年通り京都、沖縄、東京と続いた。最下位は佐賀だった。 　埼玉は「観光意欲度」の項目では最下位となり、この項目でいままで15年連続で最下位だった茨城（46位）に抜かれる結果となった。3年連続1位だった「教育・子育てのイメージ」の項目では東京都に抜かれて2位だった。 　大野元裕知事は18日の定例会見で「海以外のすばらしいものがたくさんあるが、PRできていなかった。アピールの問題だと思っている」と語った。さらに、豊富な自然があり、外国人が訪れる観光地も多いとして「埼玉は有数の魅力ある県。行政としてしっかりPRしていきたい」と力を込めた。（黒田壮吉）