グロス、ララーナも抜けたブライトンはリーダー不足? 魅惑の攻撃サッカーも、もったいない失点など不安定なところは課題に
今節クリスタル・パレスに1-3で敗れてしまい、順位を9位まで落としてしまったブライトン。今夏にはFWジョルジニオ・ルターやヤンクバ・ミンテといった攻撃陣を中心に補強を展開し、選手層は確実に厚くなっている。 しかし、アダム・ララーナ、パスカル・グロスといったベテランが退団したこともあり、『リーダーが不足している』との指摘もある。今回のクリスタル・パレス戦でもセンターバックに入ったDFルイス・ダンク(33)はリーダー的存在だが、それ以外は若手が中心だ。スタメンのうちダンクの次に年長者だったのは27歳のFW三笘薫、その次が26歳のDFペルビス・エストゥピニャン、それ以外の選手は全員が25歳以下という構成だ。 指揮官ファビアン・ヒュルツェラーも31歳と若い指揮官のため、経験値の面には不安がある。今季は魅力的な攻撃サッカーを披露する一方で、終盤にもったいない失点から勝ち点を取りこぼすゲームも目につく。現状9位という順位は悪い成績ではないが、現在のトップ10のうち失点数は7位アストン・ヴィラと並んで最も多い25失点もある。 地元メディア『Sussex World』もルターやミンテ、MFマット・オライリーらの補強で攻撃力はアップしたと評価するが、守備面に関しては課題が残ると指摘する。若手が多いブライトンはスイッチさえ入れば面白いチームとなるが、ここぞの場面の経験値やリーダーシップも長いリーグ戦を戦ううえで欠かせない。 まだ4位ノッティンガム・フォレストとの勝ち点差は4ポイントで、トップ4を狙うことは可能だ。しかし安定感と守備の部分には課題があり、まずはクリスタル・パレス戦での悪い流れを早い段階で断ち切らなければならない。
構成/ザ・ワールド編集部
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