『ATRI』ネタバレ厳禁の神回に仰け反った “筆舌に尽くしがたい”『逃げ上手の若君』も
毎週続く戦闘シーンの神回『逃げ上手の若君』第9話
前回の『杖の剣のウィストリア』もそうですが、いくら見せ場の戦闘シーンとはいえ、こんなに惚れ惚れさせられるとは。ここまでも手を変え品を変え、ユニークかつハイクオリティな絵で魅せていた『逃げ上手の若君』ですが、先週はまたワンランク上の驚きを提供してくれました。 今回のハイライトは、狭い室内で行われる主人公の北条時行と彼らを追い詰める敵方の大将・瘴奸の戦いで、上記した壁を走る時行を始め、まさに“目の玉が飛び出る”ような描写ばかり。個人的には血しぶきを楽しそうに避ける時行あたりが特にグッときましたが、「筆舌に尽くしがたい」とはこのこと。『ATRI』に続いて、こちらもやはり本編をチェックしてほしいです。 ちなみに『アンデッドアンラック』なんかもそうでしたが、『週刊少年ジャンプ』における中堅どころのこうした異常な高クオリティアニメ化を観るたびに、イチ作品ファンとしては「ありがてぇ……」となりつつ、10月からの『アオのハコ』はバスケシーンでも強化するんだろうか、とか気になるところ。
なぜ防災でラップ?『湖池屋SDGs劇場サスとテナ シーズン5』第9話
「SDGs劇場」を謳いながら、4期あたりからはネタが尽きてきたのか、体感半分くらいはSDGsとあまり関係のなさそうな啓蒙をしているショートコメディな本作。防災がテーマのこの回はなぜか延々と“MCボーサイ”なるゲストキャラがずっとラップをしていましたが、先週はまさに台風10号(サンサン)が日本列島を襲おうとしていたし、その前には南海トラフ地震の話などもあって防災に注目が集まるタイミングでこの回が来るドンピシャ感。こういったハマりのよさを味わえるのがリアルタイム視聴の醍醐味です。
はるのおと