大分県・姫島村で40年ぶりに村長交代…元県職員の大海靖治さんが無投票で初当選
大分県姫島村長選は29日告示され、新人の元県課長の大海靖治さん(60)(無所属)以外に届け出がなく、無投票で大海さんの初当選が決まった。1984年以来40年ぶりに村長が交代することになる。同村長選の無投票は12年ぶり。 【写真】大海靖治氏
大海さんは、同村の公民館で出陣式を行い、村内を遊説。当選が決まると、自宅に設けた事務所で支持者らと万歳三唱し、「水産業や観光の振興を図り、姫島の発展のために全身全霊で取り組む」と抱負を語った。
同村長選を巡っては、現職の村長として全国最長、首長としては全国2番目に長い10期目の藤本昭夫村長(81)が今期限りでの引退を表明し、大海さんに後継を要請した。
出陣式や事務所には藤本村長も駆けつけ、「私の40年の路線を引き継ぎながら、新しい視点で事業に取り組んでもらいたい」と期待した。
藤本村長の任期は11月25日までで、大海さんは同26日に初登庁する見込み。