中国東北部の広い範囲で大雪 各地の高速道路は通行止め
長春、中国、11月27日 (AP) ― 中国北東の広い範囲で11月26日、大雪の影響で各地の高速道路が相次いで通行止めとなり、混乱が広がった。 吉林省では25日夜から降り始めた大雪で、26日午前9時には15カ所の高速道路が通行止めとなった。 また、8人乗り以上のバス、危険化学物質を輸送するトラック、大型貨物車についても、8つの高速道路で規制が課された。 地元当局は一晩中雪下ろしに努めたが、雪の天気はまだまだ続きそうだ。 黒龍江省では、強風と急激な温度の低下を伴う大雨と雪で、地元気象台は吹雪に対する赤色警報を出し、IからIV級までの4段階に分かれた重大気象災害で、レベルIIIの緊急対応を発動した。 26日朝の時点で、省内28カ所の気象台が、10cmを超える積雪を報告しており、 大慶市肇州県(ちょうしゅうけん)では、最大16.2cmの積雪を観測した。 大雪は27日まで続き、吹雪に見舞われる地域もあると予想されている。 地元の救急隊は厳戒態勢を敷いており、住民には安全確保と不要な外出を避けるよう呼びかけている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)