薄熙来氏の息子が台湾女性と結婚 中国側は報道を封殺
中国共産党の指導部入りを有力視されながら2012年に失脚した薄熙来(ポーシーライ)・元重慶市書記の息子の薄瓜瓜(ポーコワコワ)氏(37)が台湾出身の女性と結婚式を挙げた。台湾メディアが報じた。薄熙来氏は習近平(シーチンピン)国家主席のかつての政敵とされており、中国側は報道を封殺している。 【画像】中国が警戒する台湾総統に「独立派」からも批判 頼清徳氏の実像は 台湾メディアによると、瓜瓜氏は今月中旬にカナダから台湾に渡り、23日に台湾北部・新竹で挙式した。女性の親族が台湾東部の宜蘭県で病院を経営していると報じられている。2人は海外で知り合ったという。 瓜瓜氏は11歳で中国を離れ、英米の名門校で学んだ後も海外で暮らすとされる。かつては華やかな生活ぶりが注目されたこともあり、結婚のニュースは台湾では大きな話題になった。一部メディアは2人の披露宴の料理まで紹介する一方、中国の元高官の子息という特殊な身分のため、安全保障上の懸念や結婚の手続きに注目する報道も出ている。
朝日新聞社