[MOM4923]東福岡FW伊波樹生(3年)_急成長中のストライカー、3年ぶりVへ導く先制弾
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [11.10 選手権福岡県予選決勝 東福岡高 2-0 東海大福岡高 博多の森陸上競技場] 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 夏以降、急成長中のストライカーが、東福岡高を3年ぶりの選手権へ導いた。0-0の後半15分、FW伊波樹生(3年=CASA OKINAWA) U-15出身)が値千金の先制ゴール。FWパウロ・ディバラ(ローマ)のように片手で顔を覆うゴールパフォーマンスから仲間たちの輪の中へ飛び込んだ。 左サイドに開いていた伊波は、MF塩崎響(3年)が足裏で落としたボールに反応。「自分と塩崎は仲いいんで、親友なんで、絶対後ろに(自分が)いると感じていて落としてくれて、あとはキックフェイントしてコース狙うだけだった」。中への動きからスライディングタックルに来た相手DFを外すと、そのまま右足シュートをゴール左隅に決めた。 「(シュートは)狙い通りです。みんなが繋いでくれたゴールだったと思います」と伊波はチームメートに感謝。今週一週間は調子が悪かったというが、「色んな人の応援があって、試合前に冷静になることができたんで、今日のパフォーマンスは良かったかなと思っています」と微笑んだ。 この日、最前線で抜群のスピードと馬力のある動き。身長179cmのFWは1タッチでのポストプレーに加え、パワフルなドリブルで一気に前進するシーンもあった。元々、前線にサイズを加えることを期待されて前期も先発しているが、夏以降に急成長していることを平岡道浩監督は認める。 「先週(準決勝)もアシストしているし、準々決勝も(2得点を)決めたし、成長していると思います」。プレミアリーグWESTは12試合で無得点だが、9月以降は先発に定着し、前線の柱になっている。だが、沖縄出身のストライカーの目標は、福岡制覇ではない。 「点決めたんですけど、満足せずに自分の目標、チームの目標は全国優勝なんで、切り替えてまた目標に向かって頑張りたいと思います。(県制覇は)通過点なんで。とりあえずしっかり全国で1から頑張りたいと思います」。全国大会でも決めて、東福岡を勝たせる。