福岡県の高校生 修学旅行で来県、Jヴィレッジ訪れる 原発事故の被害や復興状況に理解を深める
福岡県の福岡高2年生約160人は修学旅行で福島県を訪れ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被害や復興状況に理解を深めた。5日はJヴィレッジ(楢葉・広野町)で地域住民らとの対話を繰り広げた。 グループに分かれ、浜通りで活動に取り組む人を講師に対話を繰り広げた。NPO法人ハッピーロードネット(広野町)の西本由美子理事長との対話には16人が参加した。西本理事長は震災当時の状況や現状、ハッピーロードネットで取り組む浜通り地域の子どもたちが主体的に学びたいと始まった放射線や廃炉について学ぶ研修などについて紹介した。 復興とは何かをテーマに対話し、高校生は「被災した人が生きたいと思える場所で生活できること」「震災の教訓を忘れずに同じことを繰り返さないこと」「震災前よりもより良いまちづくりをすること」など多様な考えを発表した。 生徒は6日に富岡、双葉、浪江の各町などを視察した。 (相双版)