「ダイソン」からブランド史上最軽量のヘアドライヤー“ダイソン スーパーソニック r ヘアドライヤー”誕生 日本先行カラーも登場
ビューティ分野の開発に955億円を投資
キャサリーン・ピアース=ダイソンビューティー プレジデントに新商品を開発した背景や今後の展望を聞いた。
WWD:“ダイソン スーパーソニック r ヘアドライヤー”開発のヒントになったのは?
キャサリーン・ピアース=ダイソンビューティー プレジデント(以下、ピアース):世界中のヘアスタイリストがどのような機能を求めているかに耳を傾けていた。サロンワークをする中で、視界が妨げられないことが重要だと理解した。あとは、1日中作業をする中でドライヤーの重量がストレスになっていることが分かった。そこで軽量化、小型化を実現し、ヘアスタイリストのパフォーマンス向上に役立つ“ダイソン スーパーソニック r ヘアドライヤー”を開発した。
WWD:商品化にあたり苦労した点は?
ピアース:全ての面かな(笑)。確実にパワフルでありながら、そしてパフォーマンス性も高くありながら、同時に軽量であって小さくある、 そういうものを開発する必要があった。それにはヘッド部分に搭載したヒーターがポイントで、流線型で空気を動かしそこで温めてエアフローの中で均一な風温をかなえた。
WWD:“r”の形状にした狙いは。
ピアース:人間工学的により心地よく使える形状が“r”だった。後頭部など従来は届きにくかった箇所もカバーできるようになった。まるで自分の手の延長のような形で使いやすさを追求した。内側に冷風を放つコールドショットを設置することで、温風と冷風の切り替えがスムーズにできるようになった点もポイントだ。
WWD:メンテナンスも容易にできる仕様とした。
ピアース:大前提として商品の耐久性を約束している。本体下部のフィルターユニットは簡単に外せ、水洗いを可能とした。このメンテナンスでフルパフォーマンスにすぐに戻ることができる。
WWD:ビューティ商品は今後も拡充していく。
ピアース: 22年にビューティ商品の開発に5億ポンド(約955億円)投資した。4~5年をかけて20の新商品を展開する予定で、今年だけでも3商品を発売している。ビューティ分野に関しても熱意をもって開発していて、成長もしている。今後も新しいニュースを伝えていくので期待してほしい。