日本球界 歴代衝撃の乱闘劇TOP10
最近ではほとんど見られないが、球史をひもとけば、日本球界も幾度となく大乱闘を繰り返してきた歴史がある。今回は歴代の乱闘劇をインパクト順に10選んで紹介してみたい。(編集部選定。危ないですからお子様はマネしないように……) それは激しい優勝争いの中で起こった。甲子園での阪神 - 巨人の首位攻防3連戦。まず9月17日には阪神・江夏豊がシーズン奪三振のタイ記録と新記録をいずれも王貞治からマークする“神技”を見せ、さらに延長12回、自らのサヨナラ打で勝利。翌18日はダブルヘッダーだったが、第1試合はやはりサヨナラ勝ち。首位巨人とゲーム差なしとし、流れは完全に阪神に来ていた。しかし、第2試合は荒れる。先発のバッキーが大乱調。4回表には4点を奪われ、二死二塁で迎えたのが、1回に死球を食らっている王だった。ここで1球目が頭近く、2球目がヒザ元への暴投。明らかな“ビーンボール”だった。王はムッとした表情でマウンドに向かい、バッキーと言葉を交わし、打席に戻りかけたが、血相を変えた、王の師匠でもある巨人の荒川博コーチがマウンドへ。そのままバッキーに蹴りを入れ、バッキーも右手でカウンターパンチ。そのまま両軍入り乱れての大乱闘となった。 バッキー、荒川退場の後、マウンドには権藤正利。しかし、ここでなんと権藤の球が王の・・・
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週刊ベースボール