パリ五輪のサーフィン日本代表が館山でサーファーと交流(千葉県)
パリ五輪のサーフィン日本代表、コナー・オレアリー選手(31)が2日、館山市の平砂浦海岸を訪れ、地元サーファーらと交流した。会場では、エキシビションマッチも開かれ、コナー選手は力強いサーフィンを披露。訪れた多くの人を魅了した。 コナー選手は、オーストラリア出身で、父はオーストラリア人、母は日本の元プロサーファー、柄沢明美さん(64)。 コナー選手は、世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)を回るプロサーファーで、今シーズン成績は15位、今夏の五輪では日本代表としてフランス領タヒチの巨大な波に挑み、9位の成績を収めた。大きな体を生かした爆発力のあるサーフィンが持ち味。 館山市大神宮のサーフショップ「SURFCO」のオーナー、粟田都美さん(63)とコナー選手の母、柄沢さんは古くからの友人。コナー選手自身も、幼いころに平砂浦海岸で遊んだことがあり、地域に縁があったことから、応援してくれるファンらに感謝の気持ちを伝えようと館山を訪れた。
コナー選手は、子どもたちとの写真撮影やサインなどで交流。地元サーファーとのエキシビションもあり、波から勢いよく飛びだすエアー、パワフルなターンを披露した。世界で活躍するサーファーの演技に会場からは大きな拍手が上がっていた。 コナー選手は「いつも応援してくれてありがとう。サーフィンは楽しいスポーツなのでみんなも始めよう。僕も楽しむことを忘れずに来シーズンのCTではトップ5を目指します」と笑顔で呼び掛けていた。 (押本裕也)