セントライト記念史上6組目の父仔制覇へ イスラボニータ産駒が2頭参戦
イスラボニータ産駒のタンゴバイラリン(牡3、美浦・栗田徹厩舎)とルカランフィースト(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)の2頭が、セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)で史上6組目の父仔制覇を狙う。 【写真】ルカランフィーストこれまでの軌跡 イスラボニータは14年の皐月賞の覇者。同年には新潟開催だったセントライト記念を制するなど、6歳いっぱいまで現役を続けて、重賞6勝を挙げた。18年に社台スタリオンステーションでスタッドイン。これまでプルパレイ、ヤマニンサルバム、コスタボニータ、トゥードジボンの4頭が重賞を勝つなど、種牡馬としても上々の成績を残している。 セントライト記念には2頭の産駒がエントリーしている。実績ならルカランフィーストが上だ。今年のスプリングSで3着に健闘し、続く前走の皐月賞でも0秒8差の8着に食い下がった。今回は約5カ月ぶりの実戦となるが、力を出し切れれば上位争いになっていい。もう1頭のタンゴバイラリンはタイトルホルダーと同じ、山田弘オーナーと栗田徹厩舎のタッグ。今回が重賞初挑戦となるが、これまで9戦して2着、2着2回、3着4回と安定感が光る。相手なりに走れるタイプなので、一気の相手強化でも侮れない。 どちらかが勝てば、セントライト記念では史上6組目の父仔制覇となる。ここで初タイトルを獲得し、菊の有力候補に浮上することを期待しよう。 【セントライト記念の父仔制覇】左が父、右が仔 ・49年トサミドリ、56年キタノオー ・49年トサミドリ、60年キタノオーザ ・82年ホスピタリテイ、97年シャコーテスコ ・09年ナカヤマフェスタ、20年バビット ・15年キタサンブラック、22年ガイアフォース