悪質“カスハラ” タクシー運転手も涙 客の暴言…対策強化へ
乗客 「なんだお前、謝りもせずに、たわけ」 運転手 「いや謝りましたよ」 乗客 「バカ野郎! コラ!」 運転手 「謝りましたよ、謝りました」 乗客 「謝っとらへんわお前! バカ野郎、言い訳するな、たわけ!」 「なんだ、お前。名前なんていうんだ」 運転手 「(運転手の名前)です」 乗客 「ええ加減にしておけバカ野郎、横着だわふてぶてしいわ」 「なんだその目つきは。なんか文句あるのかおい、あったら言ってみろ!」 お金を投げるようにして去った乗客。1人になったあと、運転手は泣いてしまいました。 つばめ自動車 天野清美社長 「今まで経験したことのない暴言や恐喝的な言動などがあると、心が折れてしまう。入社して3か月以内に退職された方たちの3分の2はカスハラ」
ドライバー不足も叫ばれる中、あとをたたないカスハラ。 このタクシー会社が活動する愛知県では先週、カスハラの禁止条例制定などを求める要望書が大村知事に提出されました。 東京都も今年秋の都議会でカスハラ防止条例の成立を目指していて、各地の自治体がカスハラ防止に本腰を入れ始めています。 今回、映像を公開したタクシー会社は、カスハラに強い姿勢で臨む考えを示しています。 (5月23日放送『news zero』より)