丹沢「大野山」は低山なのに眺望抜群!神奈川の豊かな自然を感じるおすすめルートをご紹介
ハイキングから登山まで、個性あるピークとルートが点在する神奈川県。中でも自然豊かな丹沢山域にある大野山は、気軽にハイキングをしながら山の美しさを目のあたりにできる場所として知られています。 そこで今回は、大野山を御殿場線谷峨駅から登り、山北駅に下山するルートをご紹介します。 【写真30枚】山頂からは富士山、丹沢の山並み、丹沢湖などの眺望が広がる。大野山の登山道の景色を写真で見る
大野山とは?
丹沢の南西に位置する標高732mの山が、大野山です。 山頂一帯が県営の牧場であったという歴史があり、現在も民間で運営されています(観光牧場ではありません)。 標高1,000m以下の低山ですが、その眺望は登山道・山頂それぞれに優れており、つい歩みを止めては見惚れてしまうほど。登山道は幾つかありますが、今回ご紹介する御殿場線谷峨駅から山頂を目指し、登頂後に山北駅に向かって下山するルートが王道です。 丹沢の山といえば、低山でありながら急勾配の道が連続するルートが多いことで知られていますが、大野山は急勾配はほとんどないので、脚の負担が少なく歩けるのがポイントです。また、ルート上には木彫りがさり気なく置かれていたり、東屋でのんびり休憩できるなど、サッと登って下山する様な登山ではなく、山を歩き、自然をゆっくり感じながら登ることができるのも魅力。登山をはじめて色々な山に登ってみたい方、家族や友人を連れて山の魅力を伝えたい方、気軽に登ってのんびりしたい方など、様々なニーズに応えられる、それが大野山です。
登山口までのアクセス
東海道線で小田原・熱海方面に乗車。国府津駅で御殿場線に乗り換えて谷峨駅で下車します。東京駅から谷峨駅までの所要時間は約1時間40分です。 ※御殿場線はsuicaを使っての乗り換えができないので、切符を購入しておくか、国府津駅で一旦改札を出て再びsuicaで入場する必要があります。
ルートの難易度
難易度は初心者向きで、登山をはじめた方でも準備をした上で登れば安心して登れる難易度です。スタートから下山までの所要時間は約4時間で、途中の休憩を加えると約5時間です。 ルートは、登山道までの舗装路→登山道→山北駅までの舗装路に分かれています。いずれもしっかりした道標があり、地図は必携ですが迷いにくいです。また、大きな危険箇所はなく、露出した木の根や細かな段差はありますが、整った登山道が終始続きます。 このように怪我のリスクは低いルートですが、疲労感が出てくる下山開始時に唯一勾配が急な階段があり、足を捻ったりしないよう注意はしましょう。