子ども無料!国内最大の棟方志功コレクション“お引っ越し”で展示始まる 青森県立美術館
RAB青森放送
ことし3月で閉館した青森市の棟方志功記念館から移された作品や資料の展示が、県立美術館で始まりました。 高校生以下は今日から常設展の観覧料が無料になります。 ★橋本莉奈キャスター 「県立美術館は展示替えによる長期休館を経て今日から再開しました。新しい展示も始まったのですが、中には棟方志功のお宝も含まれています」 コレクション展では、成田亨や奈良美智など青森ゆかりの作家の作品を一堂に展示。 閉館した記念館から移された志功の作品や資料35点も公開しています。 ★橋本莉奈キャスター 「棟方志功コーナーですねすごい、目をひきますね、大きい」 ★棟方志功記念館 竹浪彩矢子学芸員 「こちらが棟方志功エリアの中心的なスペースになります」 展示では版画の大きさに注目しました。 こちらは縦およそ1.7m、横およそ13mの巨大な版画です。 版木72枚を組み合わせたもので、実際に使用した版木も記念館から移して展示されています。 ★棟方志功記念館 竹浪彩矢子学芸員 「こちらは棟方志功が実際に彫った版木になります これらを棟方は複数枚組み合わせることによって、1つの大きな版画を作り出していました」 そのほかにも… ★棟方志功記念館 竹浪彩矢子学芸員 「こちらは青森県出身者で唯一受章した文化勲章になります」 志功の人柄や功績を象徴する資料も多く、展示スペースはこれまでの2倍です。 ★棟方志功記念館 竹浪彩矢子学芸員 「こちらの県立美術館に移ることによって一度にご覧いただける数も増えましたし、スケールの大きな展示室なので大きな作品も効果的に展示することもできますし、展示のテーマもとても広がるなと思っております」 県立美術館は今日から子育て支援の一環で、すべての常設展が高校生以下無料になりました。 ここに移された国内最大の志功のコレクションおよそ2千点はこれから順次公開されます。