公明党・山口代表、中国へ出発 水産物の規制解除要請へ
公明党の山口那津男代表は22日午前、中国の首都北京に向け羽田空港を出発した。23日まで滞在し、中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長ら要人との会談を調整している。実現すれば、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を受けた日本産水産物の輸入規制の解除を求める構えだ。 山口氏の訪中は2019年8月以来、4年ぶり。当初は今年8月を予定していたが、処理水放出への中国側の反発を考慮し、延期していた。訪中に先立ち、山口氏は岸田文雄首相と面会。習近平国家主席宛ての親書を託すよう依頼し、首相は快諾した。 会談では、18年以降途絶えている「日中与党交流協議会」の早期再開を呼びかけたい考え。