「冬でも10~20枚、良ければ30枚以上」東京湾の最新事情を詰め込んだタイラバロッド爆誕!
ボートでのタイラバといえば瀬戸内海や九州、関東では千葉の外房などが有名だが、東京湾では乗合、チャーターボートなどでもっと気軽にチャレンジできる!しかし、他の海域とはちょっと違う点があるというのが、東京湾のタイラバを開拓し続けるチャーター船「なぶらフィッシング」の船長・岡元さんだ。「東京湾のタイラバは内湾であり、イワシが少なく、甲殻類を多く捕食しているベイトパターンがほとんど。そのため繊細なアタリが多く、前アタリがあってから乗せにいく動作が必要でバレを少なくするためにフッキングも必要です。そうすると、張りとパワーのある乗せて掛けられるロッド性能が必要となります。」そんな岡元さんの意志を反映したタイラバロッドが今年度、スクアドからリリースされることに!NEWスクアド タイラバについて詳細を解説していただこう! [写真]東京湾ならおまかせ!《スクアド タイラバ》のスペックと価格
東京湾タイラバゲームを探求し続ける船長・岡元さん!
岡元健二(おかもと・けんじ)/東京湾のボートサービス・なぶらフィッシング代表。いち早く東京湾内でのタイラバ船を立ち上げ、長年の経験から確立した釣法を導き出している。タイラバとシーバスはほぼ一年中、季節によってサワラなどにも出船する。
狙い所や釣り方は東京湾も同じ!しかし「アタリが繊細」で手強い!?
タイラバといえば瀬戸内海や九州、外房エリアなどが超有名。しかし、東京湾内となる内房エリアでも数釣り&大型狙いが可能! 岡元「冬でも船内で10~20枚釣れますし、良いシーズンなら30枚以上釣れたりします。アベレージサイズは1kg前後が多いんですが、春の乗っ込み(3~6月)となれば3~6kgの大型もあがります」 ――実際に釣りをするエリアはどういった場所になってきますか? 岡元「年間を通じて多いのが、第二海堡周辺の40m~50mライン。冬は第二海堡より少し南の70~90mといった深場を狙いますが、春から夏場にかけてはは20mより浅いエリアへ行きます。流し方も、その日の風、水深、潮の流れで、ドテラ流しや、潮が早ければスパンカーを立てて丁寧にポイントを探っていきます」 狙う水深等も他のエリアと大きく差はないが、若干使うタイラバは軽めのものを使うという。 岡元「使用するタイラバはバーチカルなら80~120gキャスラバ(キャスティング用タイラバ)は45~60g程度。釣り方も基本通り、タイラバを着底させてすぐに巻くタッチ&ゴーと等速巻きの釣りになります。ただし、他の海域より東京湾のマダイはアタリが繊細だと思います」 ――例えば、タイラバの後ろにフッと付いて軽くついばむようなアタリ。その流れの違和感を感じ取ってアタリへ繋げていくのだという。そうなるとやはりロッドは繊細な柔らかいロッドが重要? 岡元「もちろんロッドの繊細さや感度も大切ですが、魚が追尾している段階での小さな前アタリは、リールの巻重りの違和感でとっています。ロッドの繊細さや感度も大切ですが、それよりも魚が反転した後のフッキングを重視したパワーのあるロッドがキャッチ率を上げる為に必要だと思い今回のブランクスに仕上がりました」 そんな東京湾タイラバを知り尽くした岡元さんが監修したロッドこそが今春レジットデザインよりリリースされる「スクアドタイラバ」にその理論が凝縮しているという。実際にどういった性能を持っているのか?ラインナップされるベイトとスピニング各モデルをそれぞれ1本ずつ解説していこう。