芯を外しても飛距離や方向性が変わらない!? 「パラダイム Ai スモーク」シリーズが登場
「ザ・セントリー」でザンダー・シャウフェレ、キム・シウーらのドライバーが新しくなっている。彼らがスイッチした製品「パラダイム Ai スモーク」シリーズについてキャロウェイゴルフからリリースが届いた。 動画/「パラダイム Ai スモーク MAX」をガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用/ガチギアトラック】
タイプ別に25万(計100万以上)のリアルスウィングデータから誕生した5代目“AIフェース”
2016年に社内でAIを用いたフェースの試作(当初はアイアン)を開始したキャロウェイ。AIフェースの製品化に成功したのが19年発売の「エピックフラッシュ」シリーズに搭載された“Flash Faceテクノロジー”だ。このときのAI活用は、耐久性を確保しつつ、ボール初速をアップさせることが目的だったが、20年の“FLASH FACE SS20”で打ち出し角の、21年の“FLASH FACE SS21”でスピン量の適正化に成功。そして、23年に開発した“AI FLASH フェース”は弾道の着弾地点の左右ブレを抑制することも可能になり、前作「パラダイム」シリーズに搭載された。 そして、今回発表された「パラダイム Ai スモーク」シリーズにはタイプ別に25万(計100万以上)のリアルゴルファーのスウィングデータをインプットしたAIで、5万回ものバーチャル試作をテスト。その結果、フェースのどの場所に当たってもスピン量と球のバラツキが抑えられ、飛距離が落ちない全面スイートエリアを実現した“AI SMART フェース”を搭載したという。また、「パラダイム」の名前が示すように、前作で好評だった“360度カーボンシャーシ”を進化させ搭載。ヘッドの真ん中が軽量化されたことによって生まれた余剰重量を最適に配置することで、「飛び」と「やさしさ」を実現している。
キャロウェイのAIフェースデザインの歴史
2016年/試作のアイアンフェースを始めてAIで開発 2019年/耐久性を確保し、ボール初速を上げた“Flash Face”テクノロジーを搭載した「エピックフラッシュ」シリーズを発売 2020年/ボールスピードだけでなく打ち出し角の適正をインプットに追加した“FLASH FACE SS20”を開発(「マーベリック」シリーズに搭載) 2021年/スピンの適正インプットを追加した“FLASHFACE SS21”を開発(「エピック」シリーズに搭載)。同時にリアルなスウィングデータをAIへインプットすることの検討を開始 2022年/試作品としてスウィングデータをインプットされた1Wが完成 2023年/フェースは弾道の着弾地点の左右ブレの抑制を可能にした“AI FLASH フェース”開発(「パラダイム」シリーズに搭載) 2024年/リアルなスウィングデータをインプットした“AI SMARTフェース”を「パラダイムAi スモーク」シリーズに搭載