カーボンフェースの「インプレス ドライブスター」が人気!? 激戦の軽量ドライバー市場で売れている理由を探ってみた!
タイプDは軽量&高MOIでHS36m/sから使える
他社ドライバーのように「10K」といううたい文句こそ使っていませんが、「タイプD」はヘッドの左右と上下の慣性モーメントの合計が約10000g・cm2に到達したドライバー。ヘッド重量を抑えながらここまで慣性モーメントを高くできるのは、8軸積層カーボンフェース採用による余剰重量を適正な配分でヘッド各部位に設計したことにほかなりません。
打ってみると、とにかくボールが食いつく心地よい打感と圧倒的な打ち出し角度の安定感、そして「ちょっとだけドローバイアス」な方向性の高さを実感します。 高慣性モーメントのおかげで、少々のミスヒットでもトラブルの心配は少ない抜群の安心感は、アドレス時のヘッドシルエットからすでに生まれている気がします。 前作はドローバイアスが見た目から感じられましたが、タイプDはそれと比べようがないほど新鮮なフォルム。「RMX VD/X」ドライバーを軽量化して、8軸積層カーボンフェースを搭載したような新しい感覚の軽量ドライバーに仕上がっています。 タイプDのライバルは、ピン「G430 MAX HL」ドライバーだと思います。対象ヘッドスピード36メートル/秒ぐらいのゴルファーから、カスタムシャフト次第ではもっとヘッドスピードが速い人までが、ブレずに飛ばせるドライバーだと実感できるはずです。 前作からたった2年で、こんなに大きくブラッシュアップできるなんて本当に驚きです。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
猿場トール