秋の運動会シーズン始まる トップ切り館山一中で熱戦(千葉県)
安房地域の小中学校の秋の運動会シーズンが始まった。今年は館山市、南房総市の5小中学校が9、10月に開催する。館山市の館山第一中学校(庄司憲弘校長、生徒数173人)では26日、5校のトップを切って開催。暑さが戻った晴天の下、競技を楽しむ生徒の声が校庭に響いた。 開会式で、赤組の加藤聡真応援団長、青組の前田羚央希応援団長が選手宣誓で「『勇猛果敢~本気の自分と出会うとき~』のスローガンの下、練習してきた仲間と共に、感動を与えられるよう最後まで戦い抜く」と力強く宣言。競技がスタートした。 競技は、学年ごとに内容を考えたオリジナル競技から、定番の綱引きやリレーまで16種目を繰り広げた。1年生の団体競技「進撃の玉入れ」では、籠を背負った敵団長を追い掛けて玉を入れて、玉の数を競った。追い掛ける生徒はグラウンドを縦横無尽に駆け回り、定まらない的に大苦戦。転んだ隙を狙ったり、遠くから投げずに近距離で確実に入れにいったりと、あの手この手を使って競技を楽しんでいた。 2年生は27人28脚で白熱したレースを展開し、3年生の「パリの風を感じて~あの感動をもう一度~」では、記憶に新しいパリ・オリンピックでのスポーツを取り入れたユニークな競技を繰り広げた。いずれも両者譲らない一致団結した戦いで、グラウンドを沸かせていた。 (安井咲子)