ドラフトで旋風を巻き起こした富士大学の6人 1年目からの活躍誓い岩手からプロの世界へ
岩手めんこいテレビ
2024年のプロ野球ドラフト会議で指名ラッシュとなった富士大学(岩手県花巻市)。 一度のドラフト会議で同一チームから6人が指名されるのは過去最多です。 この選手たちにプロ1年目に懸ける思いを聞きました。 まずはオリックスから1位指名を受けた麦谷祐介外野手です。 オリックス1位 麦谷祐介外野手 「入団したら横一線のスタート。ドラフト1位の名誉はもらったけれど、入団会見で監督の横で話をする中で1位という実感はなかったが『プロになった』という実感があった」 麦谷外野手は広い角度に打てる長打力と、50mを5秒8で駆け抜ける俊足、さらに遠投は110mをマークする強肩を持つ「走・攻・守」三拍子揃った選手です。 Q:即戦力として活躍が期待されるプロ1年目の目標は? オリックス1位 麦谷祐介外野手 「『一軍定着』です。そして『打倒・金村』というのを書かせてもらった。まずはプロ野球の1軍のレベルを知っていきたいというのがある。『打倒・金村』があるが、大学の先輩・金村投手(現・日本ハム)から打ちたいという気持ちがあるので、小さくだけど書かせてもらった」 続いては広島カープから2位指名を受けた佐藤柳之介投手です。 広島2位 佐藤柳之介投手 「2位という順位にプレッシャーを感じてはいる。大学生というのもあり即戦力と見られると思うので、壁にぶち当たるところはぶち当たって課題を見つけて成長できたら」 佐藤投手は最速148km/hのストレートと、5種類の変化球を操るサウスポー。 2024年秋のリーグ戦では、MVPなど3冠を獲得し3季ぶりの優勝に貢献しました。 佐藤投手は長く現役で活躍するための目標を掲げています。 広島2位 佐藤柳之介投手 「『けがなく1軍定着』です。けがをするとやれることが少なくなるし、自分は先発で投げたいと思っているので、先発で投げられるように頑張りたいと思いこれに決めた」 次はソフトバンクが3位で指名をした安徳駿投手です。 ソフトバンク3位 安徳駿投手 「ずっと福岡にいたのでうれしい。生まれ育った故郷でプロとしてプレーできるのは数少ないこと。それに自分がなることができたのはとてもうれしい」 安徳投手は最速152km/hのストレートが武器の本格派右腕。 2024年は春のリーグ戦で最優秀防御率とベストナインを獲得し、秋のリーグ戦では胴上げ投手となりました。 Q:1年目から中継ぎでの活躍が期待される安徳投手の目標は? ソフトバンク3位 安徳駿投手 「『1軍で30試合以上登板』です。中継ぎなら30試合以上は投げないと新人王も取れないと思うし、投げ切って1年を終えたい思いがあり『30試合以上登板』にした」 続いて広島カープが4位で指名した渡邉悠斗内野手です。 広島4位 渡邉悠斗内野手 「広島カープを代表するバッターになりたいと思っていて、本塁打・打点・打率と(結果を)残せる選手になりたい」 富士大学不動の4番だった渡邉内野手は、2024年の春のリーグ戦ではホームラン王など4冠を獲得した強打者で、遠投は約120mをマークするという強肩も兼ね備えます。 渡邉選手は自身の強み・長打力を生かした活躍を誓いました。 広島4位 渡邉悠斗内野手 「『1軍で本塁打』です。プロの世界でも本塁打を打って自信をつけられるようにしたいと思いこの目標を掲げた」 そして巨人から育成1位で指名を受けた坂本達也捕手です。 巨人 育成1位 坂本達也捕手 「(現・日本ハム)の金村投手や同級生の佐藤投手・長島投手・安徳投手といいピッチャーとバッテリーを組めたというのは自分の中で成長できた一つの要因かと思う」 坂本捕手は大学2年生から正捕手の座を勝ち取った実力の持ち主。 素早いフットワークと強肩が魅力の選手で、富士大学から初めてドラフト指名を受けたキャッチャーとなりました。 Q:ピッチャーとのコミュニケーション能力も求められるキャッチャーだが、その坂本選手の目標は? 巨人 育成1位 坂本達也捕手 「『チームの司令塔』です。自分の強みは色んな選手と(バッテリーを)組んでもチームを勝利に導けるようなキャッチャーだと思っているので、信頼されるような選手になっていきたいと思う」 ドラフトで旋風を巻き起こした富士大学の6人。 1年目からの活躍を誓い花巻からプロの世界へと駆けてゆきます。 今回はスケジュールの関係でロッテから育成3位で指名を受けた長島幸佑投手へのインタビューは叶いませんでしたが、電話取材に応じてくれました。 長島投手はピッチャーとして経験を積み成長したいという思いから、プロ1年目の目標について「1軍で10試合登板」と語ってくれました。
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