高松商 ゴム使い低い姿勢で プロの練習取り入れ /香川
<センバツ2019> 高松商の内野手は、守備力を鍛えるためにゴムひもを使った練習をしている。肩辺りの高さにピンと張られたゴムに引っかからないよう、腰を落として打球を処理する。 高さ約140センチの位置に白いゴムが6本張られ、選手たちはその下をくぐるように打球を追いかける。長尾健司監督がこの冬から取り入れた練習だ。プロ野球・福岡ソフトバンクホークスが昨年のキャンプで取り組んでいた練習を参考にしたという。 硬式球は高く跳ね上がりにくく、低い軌道で転がることが多い。そのため内野手も腰を落として目線を低くすることで球の動きを見極めやすくなる。 「ゴムに触れるなよ、10万ボルトの電流が流れていると思え」と冗談を交えながらノックを繰り返す長尾監督。三塁手の篠原一球選手(1年)は「腰の位置が低くなり、バウンドの山を読みやすくなった。しんどいけれど筋力トレーニングにもなる。(ゴムを使わない)通常のノックでも低い姿勢を意識できる」と効果を語る。【潟見雄大】