中日今季ワーストの借金5 今季2度目の4連敗 響いた「悪手」と「主砲不在」の現状
中日は5月18日のDeNA戦(横浜)に2-3と敗れ今季2度目の4連敗。9カード連続勝ち越しなし、借金5と膨らんだ。 【動画】本当に投手?DeNA先発の中川が松葉から豪快アーチを放ったシーン 先発の松葉貴大が痛恨の一発を浴びたのは2回だ。 先頭の宮崎敏郎に中越え二塁打を許すと、一死三塁から山本祐大の犠飛で先制点を献上。さらに二死走者なしの場面で迎えた京田陽太に左前に運ばれた。二死一塁とし、迎えたのは投手の中川颯。ここで切りたいところだったが、カーブを前さばきで捉えられ、野手ばりの豪快な2ランを浴びた。本拠地のDeNAファンが沸き上がる中、思わず苦笑いを浮かべるしかなかった。 結局、松葉は4回3失点で降板、失点は2回の3点のみだったが、相手投手に打たれる"悪手"と後味の悪さが残った。 ただ、打線も食い下がった。3点を追う5回には岡林勇希の適時打などで2点を返すも、あと一本が出ず。 ここにきて、主砲の中田翔不在の影響が響いている。 自打球の影響で中田が途中交代となった15日のゲームからチームは4連敗。右太ももの軽い肉離れを発症し、16日に今季初の登録抹消となった。 開幕戦でアーチをかけるなど、勝負強さで知られる中田はアグレッシブなプレーでチームを鼓舞するなど、精神的な支柱ともいわれていた。 4番に中田が座ることで主軸の細川成也へのマークも分散されるなど、好循環が続いていたところもあったが、中田離脱により、攻撃力低下も心配されている。 チームはこれで4連敗、9カード連続勝ち越しなしと〝負のスパイラル〟からなかなか抜け出せない。 ただ上位チームにおいても、ほころびがありながら、どの球団も戦っている現状がある。何といっても中日のストロングポイントは投手力にある。 4月の単独首位など、開幕後の快進撃はドラゴンズファンの胸を熱くさせた。主砲の中田も一日も早い復帰を目指していると伝えられている。今1度整備し、こつこつと勝ち星を積み上げていきたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]