センバツ高校野球 常総ナイン、闘志新た 練習に汗 「上のレベル目指す」 /茨城
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の出場校決定から一夜明けた27日、3年ぶり11度目の出場となる常総学院では、選手らが発表後初となる全体練習に臨んだ。【川島一輝】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 選手らは午前中、通常授業を受け、午後からグラウンドに集合。笑顔があふれた前日からは一転、真剣な表情で約3時間、実戦感覚を養うためのシートノックや、ティーバッティングといった基礎的なメニューで汗を流した。 チーム一のムードメーカー、鈴木駿希(2年)は「出場が決まってからの練習はモチベーションが上がる。現状維持ではなく、もっと上のレベルを目指したい」と興奮した様子で話した。若林佑真主将(同)は「雰囲気良く練習に入れたと思う。ただ守備練習ではミスも目立ったので修正していく」と、大会本番に向けて気を引き締めた。 ◇出場祝う懸垂幕 同日午前には、毎日新聞社が寄贈した懸垂幕が土浦市中村西根の同校に届き、正面玄関前の時計台に掲げられた。冬空に躍る「祝センバツ出場」の文字を見上げた選手らは、甲子園への決意を新たにしていた。 祝福の声は野球部にも届いており、島田直也監督(53)は「(前回出場した)3年前とは比べものにならないくらいお祝いのメッセージが届いて、返事が追い付かない」と声を弾ませた。