小斉平優和

　◇男子ゴルフツアー　バイ・ザ・プレーヤーズ第3日（2024年5月11日　群馬県　ザ・クラブビレッジ＝7172ヤード、パー72） 　首位から出た小斉平優和（25＝太平洋クラブ）が4バーディー、3ボギーで5点を重ね、通算28点で2位と好位置をキープした。 　イーグルを2つ奪うなど13点を稼ぎ、通算32点に伸ばしたマイケル・ヘンドリー（44＝ニュージーランド）が首位に浮上した。今大会はパー0、バーディー2、イーグル5、アルバトロス8、ボギーはマイナス1、ダブルボギー以上はマイナス3とカウントして総得点を競うステーブルフォード方式で行われている。 　小斉平は5点加算したが、4点差で首位の座を明け渡した。それでも、「耐えるところは耐えられた。割と良かった」と納得の表情を見せた。 　前半は3バーディーも、後半は16番までに3ボギー。気持ちを切らさず17番でバーディーを取り返した。今オフからメンタルトレーニングを導入。「目の前の一打も大事だが、積み重ねていく方が大事。そんなに焦らずにやっている。気持ちに余裕ができた」という。「去年ならボギーやダブルボギーが来たら怒っていた。引きずらなくなった」と、集中力を保って好位置をキープした。 　最終日最終組は20年の日本シリーズ以来となる。当時は6位に終わった。「その時は緊張した。明日は大丈夫だと思う」と悲願の初優勝へ25歳が平常心で挑む。