受験直前に大学予備校が閉鎖、利用者の間で困惑「泣いてる高3生も」
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受験シーズンを前に東京新宿区にある予備校が突然、教室を閉鎖し、利用者の間で困惑が広がっています。 記者 「東京・新宿区の大学受験予備校です。入り口の扉には、破産申し立てを視野に入れると書かれています」 40年以上の歴史がある大学受験予備校「ニチガク」の教室。年が明けて、生徒らが訪れたところ、教室は閉鎖されていたといいます。 今月18日と19日には大学入学共通テストが迫っていて、受験生の間では不安が広がっています。 通っていた高校2年生 「(自分たちは)高2なのでまだ(影響少ない)ですが、高3の人とか泣いていた」 代理人の弁護士によりますと、「ニチガク」を運営する日本学力振興会は、去年から資金難に陥ったということです。 出入り口には「生徒の私物の持ち帰り」に対応する旨の文書がはられていましたが、利用者からは費用の返還を心配する声もあがっています。 通っていた高校2年生 「私たちの場合は130万円ほど。医学部(志望)だともっと高い」 「お金は先払いで1年間先に払って、講習会の受け放題プランも入ったばかり」 日本学力振興会は現在、債務整理中で、今月中旬までに破産申し立てを行う予定だということです。
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